資金難のファラデー 全従業員給与2割カット。恒大と紛争で支援止まる
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中国発EVメーカーのファラデー・フューチャー(FF)関係者は、「出資者の恒大健康産業集団が、約束していた資金の供給を履行しないため、ファラデーは財務危機にある」と明かした。ファラデーは22日(北京時間)、従業員に一斉メールを送り、給与を20%カットすると伝えた。

メールの具体的な内容は以下の通り:今週から、従業員全員の給与を20%カットする。また、時間給での従業員も、時給を20%引き下げる。資金が調達でき次第、元の報酬に戻す。リストラは行わない。
多くのファラデー幹部も給与返上を自主的に申し出ており、20%以上を減額する見通し。
ファラデーは、今回の財務危機の原因が、大株主である恒大健康が約束を守らないことにあると主張している。両社は資本・業務提携を結んでおり、恒大側はファラデーに8億ドル(約900億円)を提供しているが、ファラデーは「残りの7億ドルがまだ支払われていない」としている。
ファラデー側によると、恒大とファラデーの合弁会社である恒大ファラデーは、恒大から2018年に5億ドル、2019年に2億ドルを受け取る契約を結んでいたが、恒大からの申し出で、前倒しで支払いを受けることになっていたという。ただし、恒大が支払いを拒否したため、ファラデーの創業者賈躍亭氏は10月3日、協業の破棄などを求め、仲裁を申し立てた。仲裁結果はまだ出ていない。
(翻訳・浦上早苗)