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WeChatのデータ統計プラットフォーム「阿拉丁(Alading)」による11月のミニプログラムランキングで、Top100のうち28%が入れ替わるという結果になった。この分野では未だに熾烈な競争が続いている。
1. WeChatが機能追加
WeChatは商品検索を全面開放し、ミニプログラムでキーワードを入力すると検索結果に商品が表示されるようになった。
生活関連O2O大手「美団点評(Meituan Dianping)」のミニプログラムには、カテゴリーナビゲーション、オンラインカスタマーサービス、店舗所在地ページやサービスタグなど新しい機能が追加された。
オンライン決済では、アリペイの「支付宝」ミニプログラムがデポジットなしでホテルやレンタル店などを利用できる与信システムを採用している。WeChatも同様のシステムを導入するとみられる。
2. ミニプログラム第1世代の同程芸龍が上場
テンセントなどが出資する旅行サイト「同程芸龍(Tongcheng-Elong)」が11月、香港証券取引所に上場した。最大手の「携程(シートリップ)」に対して劣勢だった同社だが、ミニプログラムの活用で顧客を獲得し、新たな成長局面に入った。現在同社のミニプログラムの月間アクティブユーザー数はアプリのユーザー数をはるかに超えているという。
3. 「双十一」セールでショッピング系ミニプログラムが好調
TOP100内のECサイト系ミニプログラムは3か月連続で増加した。「京東購物(JD.COM)」は「双十一」当日に昨年の36倍を売り上げた。中国第3位のECサイト「唯品会(Vip.com)」のミニプログラムでは商品情報が他のユーザーにシェアされる率が40%上昇した。また、ユニクロのミニプログラムと子供用品の専門店「孩子王(Kidswant)」のミニプログラムが新たにTOP100入りした。
4. コミュニティ共同購入ミニプログラムがブレイク
WeChatのプロフィールを利用したコミュニティ共同購入ミニプログラムが、グループチャットを通して近隣のユーザー同士を結び付けることにより、顧客獲得コストを大きく削減した。こうしたミニプログラムでは、食品・生活用品を販売するコミュニティ共同購入「十荟団(NICE TUAN)」が、8月に1億元(約16億円)の資金を調達した。
5. 今日頭条もミニプログラムリリース、TikTokと連携
11月中旬、「今日頭条(Toutiao)」は検索、ミニ動画、記事詳細ページなど8つのチャネルをリリースしたほか、デイリーアクティブユーザー2億人を誇るTikTokミニプログラムとの連携も発表した。ミニプログラムにより今日頭条はコンテンツ分野からサービス分野へとビジネスの幅を広げている。
6. 微博(ウェイボー)のミニプログラムが再リニューアル
微博の以前のミニプログラムはは「微博極速版」と呼ばれ、機能が限定されていた。リニューアル後は「熱門微博(Remen Weibo)」と改称され、ツイートなどの機能を備える仕様となった。
■ 阿拉丁 11月のミニプログラムランキング TOP100
(翻訳・神江乃緒)
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