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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が9月6日の新製品発表会で、スマートフォンの新機種「Mate 50」シリーズを発表した。
Mate 50シリーズの目玉は、中国独自の衛星測位システム「北斗」を利用する衛星通信機能を初めて搭載したことだ。人里離れた場所にいる場合、海外で危険な目に遭った場合、地震などの災害で救援が必要な場合など、従来の通信ネットワークが利用できない環境でも、衛星通信でテキストメッセージや位置情報を伝送できる。
米アップルも9月7日(現地時間)の新製品発表会で、衛星通信機能を搭載した「iPhone 14」など各種デバイスを発表するとみられる。ファーウェイはアップルよりも1日早く衛星通信機能付きのスマホを発表したことになる。
Mate 50シリーズのもう1つの目玉「緊急バッテリーモード」は、バッテリー残量が1%になると自動的に起動する。待機状態なら3時間、通話状態なら12分間、バッテリーが持つようになる。
シリーズ全モデルに独自の基本ソフト「HarmonyOS」がプリインストールされ、4G通信に対応する。同シリーズは、6.7インチの 有機EL(OLED)ディスプレーを搭載し、リフレッシュレートは90Hz(ヘルツ)。有線で66W(ワット)、無線で50Wの急速充電が可能だという。
販売価格は、Mate 50が4999元(約10万円)から、Mate 50 Proが6799元(約13万6000円)から、ポルシェデザインとのコラボレーションモデルが1万2999元(約26万円)となっている。
(36Kr Japan編集部)
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