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アリババグループは11月4日、ビッグセールの「天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル」に向けて、日本メディア向け説明会をオンラインにて開催した。
第1弾のダブルイレブンが10月31日にスタートし、開始わずか1時間で102ブランドの売上高が1億元(約20億円)を超えた。これは、中国国内で消費意欲が衰えておらず、消費活力も旺盛であることが示された。102ブランドのうち、中国ブランドが過半数を占めたという。
2009年11月11日にダブルイレブン(双11)を開始して以降、今年で14回目となる。初回は約30社でスタートしたダブルイレブンだが、今年は29万以上のブランドが参加し、1700万以上の商品が出品されている。
一方で、年々記録的な取扱高が更新されているが、アリババは今年の実績速報を公表しないという。数字だけでなく、同社のコンセプトやダブルイレブンに注力する過程を見てもらいたいという思いがある。
中国消費トレンドに変化、日本の健康食品がブーム
コロナ禍における巣ごもりの生活が続いたこともあり、家庭で楽しめるゲーム機やVR機器、おうちSPA用品、ワイン・ウイスキー、 コーヒー、マルチビタミンなどの商品が中国消費者から人気を博しているようだ。
越境ECの分野において、人気の商品カテゴリーでも、健康意識の高まりを受けて未病・予防ヘルスケアやエージングケア関連であり、特に急増する50代60代に向けた健康食品や睡眠改善などのサプリメントの売れ行きが好調。
日本ブランドのサプリメントも中国で高い注目を集めており、今年初めてダブルイレブンに参加した日本企業 「SUPALIV(スパリブ)」は健康的な飲酒習慣を促進し、アルコール代謝を助けるサプリメントの開発と販売を行っている。 同社における予約販売期間中の販売額は、 通常を大きく上回る記録を残したという。また、腸活ブームを追い風に、日本の乳飲料メーカーのプロバイオティクス商品も中国消費市場で注目されており、着実な成長に繋がっている。
アリババの越境EC専門「Tmall Global」は、新消費トレンドを醸成する場や機会を提供し、マーケティング戦略やサプライチェーンの強化により、今後3年年間で1000以上の海外ブランドの売上が1000万元(約2億円)を超えるよう支援を続けるという目標を掲げた。 また、自社の包括的なエコシステムと多種多様なサービスをフルに活用しビッグセール以降においても引き続きサポート体制を整えていくという。
(36Kr Japan編集部)
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