AIoT搭載チャイルドシートで世界シェア上位、中国ベビーテック「Buddy Buzzy」が約20億円調達

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AIoT技術で育児をサポートする中国のベビーテックブランド「両只兎子(Buddy Buzzy)」がこのほど、約1億元(約20億円)を調達した。杭州市政府産業基金が主導し、既存株主の宝捷会創新基金も出資した。資金は製品開発やAIoTエコシステムの構築、スマート工場の建設などに充てられる。

両只兎子は2020年に設立され、AIoTを活用した高級育児用品の開発・販売に注力している。最初の製品、チャイルドシート「求知(Exploration)」シリーズは、20年末に発売してから1年足らずでアリババグループの通販サイト「天猫(Tmall)」のチャイルドシート部門で販売台数1位を記録した。その後も、子どもの成長に寄り添うベビーチェア「Magic」やベビーカー「Hi」を相次いで打ち出している。求知シリーズは累計販売台数が30万台を突破し、世界のスマートチャイルドシート市場でトップシェアを誇る。

両只兎子の製品はすでに中国のベビー用品チェーン2500店舗で販売されており、2024年にはスウェーデン、イタリア、韓国のほか、中東市場にも進出した。創業者の王永氏によると、同社は今後もスマート・安全・快適を軸に主力製品の技術開発を進め、世界シェア拡大を目指す方針という。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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