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中国自動車大手の浙江吉利控股集団(吉利グループ)は5月2日に閉幕した上海モーターショーで、車載電池事業を統合して新会社「吉曜通行(Jiyao Tongxing)」(全称、浙江吉曜通行能源科技」を設立したと発表した。吉利グループは電池事業を統合したことで、今後は高いコスト優位性を備え、より標準化された規格の電池製品を提供できるようになる。
吉曜通行は、耀寧新能源(Yoening New Energy)、極電新能源(Jidian New Energy)、耀能新能源(Yaoneng New Energy)など吉利グループの電池子会社を含めた電池関連リソースを統合。既存の金磚電池(Golden Battery)と神盾短刀電池(ShenDun Short Blade Battery)を新ブランド「神盾金磚電池(ShenDun Golden Battery)」に統一する。
吉曜通行はブレード形のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池に重点を置き、吉利グループ傘下の自動車ブランドに車載電池を提供していく。ただし、吉利グループの電池需要を100%満たす予定はないという。
吉利グループの鄭鑫・副総裁兼最高戦略責任者(CSO)は「当社は一貫して開かれたサプライチェーン戦略をとってきた。吉曜通行もCATLなどの電池メーカーと極めて良好な協力・競合関係を維持するだろう」とした上で、「当社も将来的には海外進出し、世界に向けて先進的な製品・技術・ソリューション、ブランド、サプライチェーンエコシステム、エンジニアリングサービスを届けていく方針だ」と述べた。
(36Kr Japan編集部)
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