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サイゼリヤはこのほど、2024年9月〜25年5月期の連結決算を発表した。売上高と利益はいずれも過去最高を記録したが、主要財務指標の多くで成長率が前年同期を下回った。
売上高は前年同期比15.4%増の1883億3900万円(前年同期は23.6%増)、純利益は50.4%増の77億8400万円(前年同期は94.9%増)、営業利益は前年同期比5.4%増106億800万円(前年同期は182.0%増)だった。
サイゼリヤは中国を最大の海外市場としている。現地法人、広州薩莉亜餐飲(広州サイゼリヤ)の宮本徳明社長は6月にメディアの取材に応じた際、現時点でサイゼリヤは中国本土に約500店舗を展開していると説明した。
中国ではコストパフォーマンスの高さを売りに店舗網を拡大してきたが、収益性には課題が残る。新店舗の開設を進めた結果、中国を中心とするアジア事業の24年9月〜25年5月期の売上高は、前年同期比10.5%増の630億5800万円となったが、営業利益は5.4%減の77億9900万円に落ち込んだ。サイゼリヤはたびたび「値上げはしない」と表明してきたが、この状況を受けて中国でメニュー価格の引き上げに踏み切った。
サイゼリヤは中国市場で1000店舗の出店を目標としており、すでにその半数を達成している。今後は、出店範囲を地方の中・小規模都市にも広げていくという。
(36Kr Japan編集部)
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