中国の太陽光発電容量が石炭火力を逆転 グリーン貿易額も世界首位に
複数の機関がこのほど、中国のエネルギー構造転換やグリーン(環境配慮)・低炭素化の発展と脱炭素の成果に焦点を合わせた報告書を発表した。エネルギー分野のシンクタンク、英エンバーのリポートによると、2025年は中国のエネルギー構造転換が転機を迎え、風力・太陽光発電の設備容量が大幅に増加し、化石エネルギーの消費は安定傾向を示した。
データによると、今年1~6月の中国の単位GDP(国内総生産)当たりのエネルギー消費量は前年同期比1.9%減少し、産業全体の低炭素化、高度化が進んだ。固定資産投資に占めるグリーン投資の割合は11.2%となり、伸び率は固定資産投資全体を上回った。工業部門の電力消費量は6月が前年同月比4.2%増、7月が5.7%増、8月が4.9%増となった。
非化石エネルギーによる発電電力量の割合が持続的に向上し、6月は41.2%、7月は42.7%、8月は43.1%だった。ほかにも、石炭火力発電の割合は50.0%を割り込み、6月は49.7%、7月は48.2%、8月は47.6%となった。
国家能源(エネルギー)局のデータによると、7月末時点の中国の太陽光発電設備容量は12億8600万キロワットに達し、石炭火力発電の12億8500万キロワットを抜いて国内最大の電源となり、新型電力の発展が重要な転換点に立った。
商務部国際貿易経済協力研究院がまとめた「中国グリーン貿易発展報告書(2026)」によると、25年の中国のグリーン貿易額は8022億5100万ドル(約126兆円)で世界首位に立ち、世界全体の14.7%を占めた。中国のグリーン製品輸出のうち、省エネ・炭素削減およびクリーンエネルギー関連製品が合わせて82.4%を占め、グリーン輸出の二大主力品目となった。
これらのデータは、中国のエネルギーのクリーン化が加速し、新エネルギーによる代替が歴史的な転換点を迎え、グリーン輸出が活況を維持していることを示している。 【新華社北京】