ビリビリ動画・本土版TikTokなど政府当局が問題視 青少年モードの形骸化

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4月中旬、中国江蘇省政府当局は、一部未成年者のゲーム中毒、ライブや巨額の投げ銭などの問題をめぐり、ユーザー数が多く消費者からの苦情が多いスマホゲームおよびライブプラットフォームアプリに対して実体験的な調査を実施した。ショート動画の「抖音(海外版TikTok)や快手(海外版Kwai)、ビリビリ動画(bilibili)、ゲーム実況配信の「虎牙(HUYA)」など18の人気アプリが調査対象となった。

同調査報告は、実名認証が強制されていない、ライブの投げ銭による勧誘疑惑、課金により直接サードパーティーのプラットフォームにジャンプする、返金フローが複雑であるなど4項目を調査対象として実施。実施結果はいずれのプラットフォームにも存在する問題だとしている。抖音、ビリビリ動画、虎牙など7つのライブプラットフォームで青少年モードが形骸化しており、いずれもパスワード入力でアプリの使用時間を延長でき、未成年者はアカウント登録が出来ない状況下においても課金して投げ銭を行うことができるようになっていた。

解説

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの未成年者が休校延長などで自宅待機となっていることで、ネットゲーム業界は成長ボーナス期を迎えているのだ。大手各プラットフォームは未成年者の日常のエンターテインメントと学習・教育ツールとなっているため、未成年者がゲームにのめり込んだり、過度な投げ銭を行ったりすることなどが社会問題となっている。ネットゲーム企業とライブプラットフォームはしっかりとした社会責任をとるべきであり、トップレベルにあるプラットフォームはことさら業界の見本となるように行動をし、課金の安全性を保障し、未成年者がインターネットにのめり込むことを予防したり管理したりすべきであろう。

本記事は「中国商業新聞CBNS」の提供です。

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