幼児の英語教育こそオンライン授業で、「唱唱啓蒙英語」がプレAラウンドで1000万元融資を獲得
2018年7月18日、幼児の早期教育に取り組んでいる「唱唱啓蒙英語」が、ベンチャーキャピタルのレジェンド・スター(聯想之星)から1000万元のプレA融資を獲得することが36krの取材で分かった。タオリー・キャピタル(桃李資本)が専属財務顧問を務め、資金は団体拡充と市場拡張のために使うと公表している。同社の創立は2018年1月で、これまでにマインドフルネス・キャピタル(正念資本)とカンブリアン・ベンチャーキャピタル(寒武創投)から500万元のエンジェルラウンド融資を獲得している。
6歳までに英語のリスニング力を身に着ける
唱唱啓蒙英語は0~6歳の乳幼児を対象とし、家庭内での英語早期教育と親子交流の2本立てで教育サービスを提供している。具体的には、歌、ゲーム、工作、カードゲーム、絵本等の実物教育を包括したカリキュラムで英語の啓蒙を行う。乳幼児の集中力と敏感な聴力を生かした毎日5~10分のコースを設定し、教師は教育と指導を行い、保護者と子どもは一緒にゲームなどを通じて交流をするといった形式で、理論と実践の両面から英語の早期教育を進める。
彼らのカリキュラムの設計において、0~6歳の子どもに最も必要だと考えているのは「聞く」能力。そこで、認知~理解~記憶の過程で、子どものリスニング力を高めていく工夫をしている。童謡や物語を聞くことからはじめ、子どもが一緒に歌ったり動作を模倣したりすることにつなげ、さらに単純な発音と動きとを組み合わせことで全体の認知を構築する。最後に、いくつかの簡単な手遊びを加え、そこでの親子のやりとりを介して記憶を高め、学習と復習を完成させる。

レッスンはWeChatを通じ、家庭で行われる
現在、このコースはWeChatを通じて提供される。子どものレベル分けテストのあとはクラス編成をし、それぞれの教材ボックスが毎月送られてくる仕組みだ。ユーザーはオンラインシステムで学習を完成させ、クラス担任はコミュニティ内で補習などを行う。このほど実施された最初のカリキュラムは1年を4タームに分けて進行している。現時点で第1タームがすでに終了したが、うち6割の生徒が継続を希望して年間コースの受講者となった。カリキュラムの販売額も月平均183パーセント以上増加している。
幼児がオンラインで英語を学ぶ意味
創設者の王丹丹(ワン・ダンダン)氏は、「英語教育は新しい概念ではなく、現場教育ではすでに成熟しているものだ」と語る。実際、マイジムやジンボリーといった大手の幼児教育機構は、多くの人の早期教育の需要に応えている。「しかし、マイジムは学費が高額で、教師の能力もまちまちであり、保護者は家に帰ればレッスンの内容を忘れ、復習もできない」。このため、唱唱啓蒙英語は、本来は教室で実施すべき教育をオンライン化することで家庭内を教育の場に変え、英語の早期教育と親子のふれあいの2つの要求を満たしている。
王氏が話すには、この種のオンライン化の最大の難点は、双方のリアルなやり取りが欠けてしまうため、授業内容はより綿密に構成する必要があることだ。良質で確かな内容のカリキュラムを確保しなければならない。しかし、利点は、高品質のリソースは標準化することができる点。その規模を広げ、教師への評価、レッスン終了率、復習率などのデータを通して品質を維持していくことが可能である。
もちろん、無視することができないのは、オンライン幼児教育の道にはすでに多くの競合が存在することだ。マンツーマン教育のVIPKIDや、少人数クラスのランディー・イングリッシュ(蘭廸少児英語)、国内初の早期英語教育機関を謳うベビー・イングリッシュ(宝宝玩英語)などである。こうした市場競争に対して王氏は、それぞれの教育機関にはそれぞれの背景があり、出発点も異なるうえ、一部の教育機関は大人に教える方法そのままで子どもに教えることもあり、幼児教育のニーズにはまだ完全に応えていないと考えている。そして、オンライン教育界が成熟した後、最も重要なのは、製品とサービスを融合させることであるとしている。