ファーウェイ、ハイエンド機種「Mate40」を発表 最後のKirinチップ搭載機種となる可能性

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

大企業注目記事

ファーウェイ、ハイエンド機種「Mate40」を発表 最後のKirinチップ搭載機種となる可能性

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

10月22日、ファーウェイの最新5Gスマホ「Mate40」の海外発表会が、欧州で行われた。価格は899ユーロ(約11万円)〜で、10月23日午前0時から予約を開始する。中国発表会も近日中に行われ、そこで中国国内での価格が発表される予定だ。

Mate40はこれまでのMateシリーズ同様、正面・背面とも左右対称のデザインを採用。アウトカメラはリング状に配置されている。Mate40 ProとMate40 Pro+は88°エッジディスプレイを採用。インカメラは小さなパンチホールに超広角レンズを搭載し、3D顔認証と離れた場所からジェスチャーコントロールで操作する機能も備えている。

ファーウェイMate 40

Mate40とProの色は、ガラス素材の黒、白、シルバーの3色に加え、ヴィーガンレザーの黄色と緑となっている。Mate40 Pro+には、さらにセラミック素材の黒と白がある。

ファーウェイMate40
ファーウェイMate40

Mate40のチップは、最新の回路線幅5ナノメートルの5G対応SoC「Kirin9000」を採用。Kirinの搭載は最後となる可能性が高く、ファーウェイのコンシューマー事業担当CEO余承東氏は、9月以降はKirinチップの供給が止まると話す。

発表会において、余氏はアップルを意識して、他社は5Gスマホを発表したばかりだが、ファーウェイの5Gスマホはすでに第3世代になったと話した。さらに、Mate40のSoCは、他社より2倍早い5Gの上りスピードを実現できるとしている。

iPhone 12は充電器を同梱しないことが発表されたが、Mate 40シリーズは充電器を同梱し、ワイヤレス充電にも対応する。充電器を使用した場合の出力は66W、ワイヤレス充電の出力は50Wである。

カメラに関しては、Mate40はすべての機種に5000万画素のメインカメラ、2000万画素の超広角カメラ、そして望遠レンズを搭載する。Mate 40 Pro+にはペリスコープ式望遠レンズも搭載され、10倍の光学ズーム、20倍のハイブリッドズーム、100倍のデジタルズームが可能だ。

インタラクティブ機能において、Mate40シリーズはファーウェイのカスタムOS「EMU11」を搭載し、スマホに触れずにジェスチャーコントロールでウェブページをスライドしたり、電話に出たり、音楽を再生したりすることができる。また、パソコンに接続して、スマホのアプリを最大3つまでパソコン上に表示することができ、スマホとパソコンの情報のやり取りが非常に便利になっている。

生体認証機能では、顔認証のほか、ディスプレイ下指紋センサーも搭載しており、画面アンロックのほか、決済サービスにも使用できる。マスクをすることが日常になった今、マスクを取らずに済むのは便利だ。

発表会では、ファーウェイのワイヤレスヘッドフォン「FreeBuds Studio」、スマートウォッチ「WatchGT2 Pro」、スマートスピーカーの「ファーウェイSound」、スマートグラスの「GENTLE MONSTER II」なども発表された。

(翻訳:小六)

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録