フィットネステック「FITURE」が初のスマートミラーを発売、自宅のトレーニングがAIで指導

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自宅フィットネスサービスを提供する「FITURE(成都擬合未来科技)」はこのほど、同社初フィットネスミラーを発表した。製品の購入と年会費を足しても1万元(約15万円)以内に収まる。この「ハードウエア+コンテンツ+サービス+AI」の特徴を持つスマートフィットネスミラーは、フィットネス動作認識、ライブレッスン、コミュニティでの交流などの機能を備える。ユーザーは他のデバイスやセンサーを身に着ける必要はなく、ミラーに向かえばAIカメラと独自開発した認識システムにより双方向のエクササイズができる。

FITUREは今年9月末シリーズAで6500万ドル(約67億3000万円)を調達し、世界のフィットネス業界におけるシリーズAでの調達額として最高額を更新した。

同社のミラーの売りは独自開発したモーショントラッキングシステム「FITURE Motion Engine」で、このシステムが人体検知、高精度の姿勢推定を行い、さらに動作認識エンジンを備える。

共同創業者兼CTOの付強氏は、カメラで動きを捉え、アルゴリズムエンジンで人体検知と追跡、姿勢推定およびフィットネス動作の判断を行うのでデータに基づいたより効果的なフィットネスができるうえ、身体データと運動データに基づいたユーザー個別のプログラムをつくることもできると述べた。

米「Mirror」社のスマートフィットネスミラーは米国で10万台以上売れた。この製品の特徴は何か。

創業者兼CEOの唐天広氏は、現在市場で販売されているスマートフィットネスミラーは機能性を強調しているがAIの機能は備えていないと指摘したうえで、アルゴリズム技術と大量のコンテンツの制作力がFITUREの強みだとの考えを示し、「技術は重要だが、ユーザーに良いエクスペリエンスとエクササイズの効果を届けるにはコンテンツこそが重要だ」と語った。

同社は上海に4000平米のスタジオと4つの放送スタジオがあり、毎日同時に最大4つのライブレッスンを提供できる。来年の今頃はプラットフォームで3000~5000プログラムを提供する予定だ。

同社はユーザーのフィットネス習慣化のためにもコンテンツ制作の際には双方向性を重視し、例えば専属インストラクターによる指導やオンラインコミュニティの構築を進めている。

体を鍛えるには食も大切だ。現在同社は、AIがユーザーの食事画像を認識してカロリー計算をするソフトのほか、フィットネスミラーと合わせて使用する心拍数などのデータ測定用ウェアラブル製品も開発中。将来的に同社フィットネスミラーはアップル、シャオミ、ファーウェイなどのウェアラブル製品のデータと接続が可能になる。

家庭フィットネス市場は今後大きく伸び、フィットネス市場全体をリードすると予想される。

ホームフィットネスのユニコーン企業、米「Peloton(ペロトン)」の「ハードウエア+コンテンツ」というビジネスモデルはすでに市場に認められ、コロナ禍において株価は上昇中だ。スタートアップのほか、スマートデバイスを主に取り扱う家電企業やコンテンツをメインとするオンラインフィットネス企業が相次いで自宅フィットネス市場に参入している。

アップルは2020年秋季製品発表会で、年末にオンラインフィットネスプログラム「Apple Fitness+」をリリースすると発表した。

唐氏は、フィットネス業界は今後20年間縮小することはなく、自宅フィットネス市場は大きく成長してフィットネス市場全体をけん引するだろうと語った。(翻訳・二胡)

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