唯美美妆 Pre-Aラウンド融資1,500万元 ミニプログラムでメイク達人がEコマースを実現
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36Krは、2017年末すでに深センDingxinキャピタルマネジメントカンパニーがリード・インベスターとなり、S2B2CのビジネスモデルであるビューティコスメECプラットフォーム「唯美美妆(Vmei.com)」が、1,500万人民元のPre-Aラウンド融資を獲得していたと近ごろ発表した、との報告をうけた。以前にも、「唯美美妆(Vmei.com)」はCDFキャピタル株式会社(創東方)から1,000万人民元のエンジェルラウンド融資を受けたことがある。
唯美美妆(Vmei.com)は、Sephomeカンパニーホンコン(香港思芙有限公司)傘下のブランドで、2014年に設立、もともとは海外コスメ通販のアプリケーションおよびサイトであり、格安スキンケア用品や、香水、化粧品を販売していた。プラットフォームでは1,500ものブランドを取り扱っており、30,000個のSKU(Stock Keeping Unit:ストック・キーピング・ユニット)を保有している。
Wechatの投稿をみると、特にミニプログラムが新しいECプラットフォームのチャンスをもたらした後に、唯美美妆(Vmei.com)はS2B2CビジネスモデルのWechatミニプログラムで、ビューティコスメECプラットフォームを作り上げた。唯美美妆(Vmei.com)は、サプライチェーン、物流、カスタマーサービスなどのフルセットサービスを提供し、メイク達人がミニプログラムの事業主として社会的関係を利用して商品を販売することによって、一定のマージンを得ることができる。
創始者の劉瑞美(Andy Lau)は、この新しいビジネスチャンスは以下の2点を読み取ることができる、と紹介している。
・ソーシャルECは、ほかのEコマースの形態では難しかったショッピングアドバイザーとしてのニーズを満たすことができる。昔ながらの販売員から、現在のKOL(Key Opinion Leader:キー・オピニオン・リーダー 訳注:インフルエンサーのこと)にいたるまで、ビューティコスメはより専門的なグループでプレゼンテーションする必要がある。ユーザーに効果を認識させ、それによって消費を刺激するのである。影響力の大きなKOLになるのは実現しがたいが、すでにますます「メディア」化しており、ファンの数が多くなればなるほど、一つの商品のみを購入するということはなくなるだろう。ソーシャルEコマースが取り込んだのは身近にいるメイク達人であり、彼女たちは友達の間では「際立った存在」のグループで、個人ユーザーに対する影響力はさらに強い、と劉瑞美(Andy Lau)は36Krに語る。
類似するモデルではブランド在庫代理販売の「好衣庫」「愛庫存」が億単位の融資 を受けたことがある。さまざまなものを販売する「好物満倉」(北京拍店電子商務有限会社が提供するショッピング用ミニアプリ)やニッチ市場であるフィットネスの「O2スポーツ(氧星运动)」なども同様である。唯美美妆(Vmei.com)もまた、専門かつ垂直統合型のビューティコスメ分野で融資を受けた。
・ビューティコスメ部門は専門のEコマースが必要である。中国産業ネットデータは2011年から2016年の間にビューティコスメEコマースの浸透率は5.2%から20.6%に増大し、業界も30%以上成長し、マーケティングスペースは巨大であることを明らかにした。早くからビューティコスメで企業したVipshop(唯品会)やJumei(聚美优品)は、次々とファッションやベビー用品などを展開している。だが、現在のビューティコスメの消費者はより専門的に変わってきており、プラットフォームの品ぞろえがすべてそろっていることを求めている。例えば、ある口紅の種類や、国外のネットでの人気の新商品など、垂直統合型プラットフォームが一つの商品部門をより深く掘り下げることで、ユーザーの定着性もより強くなり、チャンスもさらに出てくるだろう、と劉瑞美(Andy Lau)はここ何年かで市場の勉強をしたことを踏まえて、このように考えている。
プラットフォームの機能を具体的にみると、唯美美妆(Vmei.com)は開店するのに年会費188人民元を払う必要があり、どのようなコスメでも興味をもっている人であれば、スモールビジネスの事業主になれる。店主となった後は、「会員制」のように割引商品を受け取っては気に入った商品を自分のサイトに並べて紹介文を付け加え、写真やあるいは小さな動画などの情報を貼っておすすめすることができ、この店主にリーチした消費者を示す「商品の流通」が最終的に形成される。

店主がシェアしているリンクをクリックするとすぐに個人店舗に入ることができる。次に
また唯美美妆(Vmei.com)のミニプログラムに入り、最後に直接アクセスした店主のサイトにつながるので、スモールビジネス事業主の利益が保証される。店主のおすすめ商品の数には限りがあり、ブラウザバックしたあとはプラットフォームがおすすめ商品を補充してアクセス記録をもとにユーザーのスマートフォンを選び出し、店主と同様の販売を行う。現在、プラットフォームにはすでに40,000人以上のスモールビジネス事業主がおり、客単価は300人民元ほど留保してある。
上流商品の供給の面では、唯美美妆(Vmei.com)は「全品、正規品」としており、とりわけ総合性プラットフォームでは一つの商品を探し出すのは困難である。ブランド、セレクトショップ、代理店、免税店などがタイアップして、アメリカ、イギリス、フランス、日本、韓国、ニュージーランド、オーストラリアなど20の国々にわたっている。現在、すでに1,500以上のブランド、あるいはサプライチェーンなどが契約しており、SKUは30,000個以上に達している。同時に、ブランドはインキュベーターを通して、中小の精選商品の開拓にむけて達人と世界中の工場資源とを結びつけている。
また、各スモールビジネスの事業主へのサービスとして、唯美美妆(Vmei.com)は次の2路線を歩みたいとしている。
・生産のバリエーションが豊富な会社とする。前述のとおり、店主は販売商品のおすすめの文言を付け加えることができるが、ひとつずつ商品内容を掲載していたのでは効率が悪く、販売が阻害されてしまう。したがって、唯美美妆(Vmei.com)はこの部分を補う作成者を用意しすぐに文章を作ってスモールビジネスの事業主に提供する。事業主は直接内容をインストールして集客を行う。プラットフォームのインストール量、使用量に基づいて作成者に費用が支払われる。プラットフォーム内で分業されているのである。
・ショッピングアドバイザーとしての属性を強めていき、ソーシャルコミュニティを作り上げる。スモールビジネスの事業主の販売の影響力が強いのは、個人ユーザーの消費者に近いからである。したがって、唯美美妆(Vmei.com)ではプラットフォーム内でのシェアリングおよび双方向の機能を強化して、スモールビジネス事業主のコミュニティ運営の手助けをし、ファンの定着性を強めている。ミニプログラムがスモールビジネス事業主の「個人店舗」となって、これらの散らばった店主はさらに多くの消費者にリーチするためにまたサイトを借りてくれるのである。
会社の面では、唯美美妆(Vmei.com)の創始者兼CEOの劉瑞美(Andy Lau)はインターネットビューティ産業の業務を続けている。12年のインターネットビューティコスメ商品におけるサプライチェーンの管理、代理販売の経験がある。ビューティコスメブランドをマーケティングサービスに提供するために、Sephomeカンパニーホンコン(香港思芙有限公司)はアリババ(阿里巴巴)の経営アドバイザー業務のプロジェクトを創設し、数億人民元の販売額を実現した。同時に、かつてはタオバオ(淘宝)のビューティ部門、Jahwa(上海家化)Eコマースの顧問に招かれ、2013年香港優才計画を通して、香港でビューティコスメのサプライチェーン業務に従事している。
現在、唯美美妆(Vmei.com)は次の融資を解禁している。