吉本興業、所属芸人AIアバターの開発や育成を狙う 米AI企業「ObEN」と合弁会社を設立

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吉本興業、所属芸人AIアバターの開発や育成を狙う 米AI企業「ObEN」と合弁会社を設立

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吉本興業は12月10日、米パーソナル人工知能(PAI)技術を活用するスタートアップ「ObEN(偶邦智能)」と提携したことを発表。両社は、2021年1月に東京にて合弁会社「Yoshimoto ObEN AI Aegency」を設立する予定。

ObENは、2014年に鄭毅(Adam Zheng)氏と Nikhil Jain氏により創業された。二人ともテック業界のシリアルアントレプレナー。鄭氏は中国最高学府の清華大学を卒業し、本国における最大級の実名出会いサイト「百合網(baihe)」の共同創業者だった。

これまでにソフトバンク・ベンチャーズ・コリアや、中国IT大手テンセントなどの出資を受けているObENは、2017年からすでに韓国最大のエンターテインメント会社であるSM Entertainmentと合弁事業を行っている。

同社の強みは、音声と画像データだけを使用して、カスタマイズ可能な3Dアバターを作成できる点だ。さらに、その音声変換技術によって、PAIは話者の母国語からのデータサンプルだけに基づいて、さまざまな言語で話すことができる。

 

発表会では、日本のお笑い芸人ゆりやんレトリィバァが登場し、自分をモデルにした「芸人AIアバター1号」と共同で即興芸を披露した。ゆりやんレトリィバァの日本語の音声を収録しただけで、英語や中国語に変換したコンテンツも展示された。

吉本興業グループ所属のよしもとセールスプロモーション取締役の志村一隆氏は、「当グループのIP・コンテンツと、ObENの最先端テクノロジーを組み合わせ、3Dアバターを開発・育成し、次世代オンラインコミュニケーションでのエンターテインメント、コミュニケーションやマーケティングに革命を起こしていきたい」と述べた。

本日の発表会にZoomで登場した鄭氏は、「3Dアバターの応用には可能性が実に大きい。今後アメリカや中国だけでなく、日本を始めとするアジアでの展開を強化していきたい」と述べた。

※アイキャッチ写真はYoshimoto ObEN AI Aegencyより

(作者・Ai)

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