STEAM教育市場を”ライトフランチャイズ”で素早く占有、「唯科楽」がエンジェルラウンドで資金調達
更新
教育ブランドの「唯科楽」(会社名称 唯童)が旧株主、横琴建銀からエンジェルラウンド融資で100万級の人民元を獲得した。以前の報道内容によると、唯科楽は2016年12月に万豪基金のシードラウンド融資を受けており、2017年3月には横琴建銀から数百万元のエンジェルラウンド融資を受けている。
前回の報道後、唯科楽はすでにビジネスの転換を完了していた。唯科楽のこれまでの事業は子供向けの芸術教育機関へのマーケティングやSaaS、金融サービスを提供することであった。しかし、小売業のほとんどがオフライン化で運営されていたが、創業者の陳思霞氏はインターネット上のデータへの意識が低く、SaaSや金融などのサービスから自然と距離が置かれていたので、唯科楽のビジネスプランを再構築する必要があると明らかにした。
プロモーションの過程で、幼稚園や教育機関からの一番のニーズは高品質なコンテンツであることがわかったので、リソースと市場を調査した後、唯科楽のメイン事業を幼稚園と教育機関向けにSaaSシステムと金融サービスを統合し、研究・教学・プロモーションと販売サービスが組み込まれたSTEAMコースのコンテンツの提供を開始した。
市場の観点から見てみると、2016年末現在、中国には23.98万の幼稚園があり、幼稚園に在籍する幼児の数は4413.86万人であるとわかる。2年ごとの新生児の数は約1700万に上り、国が推し進める二人っ子政策により教育費は年々増加する傾向にある。また、国内のSTEAM教育はまだ始まったばかりであり,Aラウンド融資の前は、STEAM教育はほんの僅かな認知度しかなかった。
STEAM教育に狙いを定め、唯科楽と211の大学との共同開発により建設・ロボット・プログラミングやイノベーターなどの72科目432時間の1つの教育モデルが完成した。教育機関のベテラン教育者に加え、視覚芸術で働いている人々を雇い、外観上のレベルを上げていった。
唯科楽は標準化されたコンテンツと教育計画を提案するだけでなく、各レッスンにおける教育プロセスとポイントを撮影したビデオを幼稚園児に教える教師に視聴してもらい、教育内容を理解させることで教育に対する敷居を下げ、スピーディにわかりやすい授業を進められるようにした。
唯科楽の核心をついたやり方はとても速かった。STEAM教育業界のスタートアップ期にはまだ強力な競合関係は存在しておらず、唯科楽はライトなフランチャイズ形式を推し進めることで市場を素早く占有していった。陈思霞氏によると、業界内のコンテンツは比較的高いフランチャイズ費が設定されており、企業によっては保証金など別料金を課しているため、新規に加盟することが厳しくなっている。それで、唯科楽では教育機関の教材を購入するだけでフランチャイズに加盟することができるシステムとした。
教材セット1つで市場価格1000元以上、一度に30セットからの販売となる。陈思霞氏は、この価格は依然として加盟費としては低価であると語った。唯科楽は大量購入の際に優れた交渉能力を持っているため、最低限のコストで教材を手にすることが出来る。そのため粗利益が比較的高く、利益を上げることが出来ている。
迅速なプロモーションを実現させるために重要な要素は、チャネルリソースである。販売チームは幼児教育商品の販売に長年勤めており、全国各所にチャネルリソースを有している。また、唯科楽は倉庫側と協力することで、ディーラーの資金圧力を緩和している。プロモーション開始から現在までの4か月で、唯科楽ブランドはすでに全国101都市に参入し、合計101のディーラーと500の幼稚園と機関をユーザーに持つ。
いかなる対策を練っていたとしても、必ずわずかながらのスキが存在するものだ。しかし、少なからず教育商品の競争の核心はやはりクオリティの問題だ。陈思霞氏はこのラウンド融資は商品開発とプロモーションに主軸を置いていると伝えた。唯科楽はPre-Aラウンド融資を開始しており、8月に完了する予定だ。