トヨタも出資する自動運転ユニコーン「Pony.ai」がシリーズC+で1億ドルを調達

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トヨタも出資する自動運転ユニコーン「Pony.ai」がシリーズC+で1億ドルを調達

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中国の自動運転スタートアップ「Pony.ai(小馬智行)」がシリーズC+で1億ドル(約104億円)を調達した。出資者はブルネイの政府系ファンド「ブルネイ投資庁(Brunei Investment Agency)」と「中信産業基金(CITIC Private Equity Funds Management;CPE)」。

2020年11月、Pony.aiはシリーズCで2億6700万ドル(約280億円)を調達し、資金調達後の評価額は53億ドル(約5540億円)に達した。同社は設立以降これまでに、主に世界トップクラスの機関投資家や自動車メーカーから総額11億ドル(約1150億円)超の資金を調達している。

2016年12月に設立されたPony.aiは、主にフルスタックの自動運転技術を提供しており、これまでに米シリコンバレー、広東省広州市、北京市、上海市に研究開発センターを設立している。またトヨタ自動車、韓国「現代自動車(ヒュンダイ)」、「中国第一汽車集団(FAW Group)」、「広州汽車集団(GAC Motor)」、独自動車部品大手「ボッシュ(Bosch)」などと提携し、世界で初めて米中両国でロボタクシーサービスを開始した企業でもある。

このほか、Pony.aiは自動運転トラックの研究開発でトップ自動車メーカー、一次サプライヤー、物流企業と提携し、幹線輸送と長距離輸送のための自動運転ソリューションを提供している。同社は2020年12月、広州市が発行する初の自動運転トラック実証実験用ナンバープレートを取得し、公道での走行試験実施が許可された。これはグレーターベイエリア(香港、マカオと広東省珠江デルタの9都市を統合した地域)で初めて取得された自動運転トラックのナンバープレートだ。

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