優酷(Youku)は公式日本ドラマを配信予定、コンテンツ管理はどうする?

優酷のプラットフォームコンテンツ開発に新たな動きが。

日経新聞中国語版は日本のフジテレビが優酷と提携すると報じた。7月から中国全土で日本のテレビドラマを配信する。

フジテレビは積極的に海外展開を進めている、しかし中国市場での展開は芳しくなかった。日経新聞中国語版によれば、2014年度からフジテレビは高視聴率を更新した27作品を中国市場に向け販売し、その数は2015から2017年度の間で数作品だけだ。今回の優酷との提携で、中国市場への販売数を伸ばす考えだ。

優酷にとって、実にいいタイミングで今回の提携を成功させた。中国の動画サイトは優良コンテンツで熾烈な争いを繰り広げている。バラエティ、テレビドラマからスポーツ番組の権利、海外の版権購入から自主制作まで、優酷や愛奇芸(iQIYI)、騰訊(テンセント)などの三大動画サイトが鎬を削っている。そして今年優酷は優良コンテンツの競争で良い成績をおさめた。

2018年7月のQuestMobile「ワールドカップ予選大会の考察報告書」によれば、ワールドカップ予選大会開催後、優酷のデイリーアクティブユーザは1億を突破、6月の大会期間外と比べて22%も上昇した。ワールドカップ予選大会開催期間中、優酷の一日平均使用時間はピークで50.4分に達し、6月の大会期間外と比べて9.8%も上昇した。


ワールドカップ後、優酷は蘇寧体育と引き続き提携し、スポーツコンテンツ作成を重視しはじめた。しかし、フジテレビと提携して日本のテレビドラマ配信する事で、ワールドカップ大会は短期的な利益に過ぎず、優良コンテンツを開発し続けることが長期的な競争優位性の鍵となると示した。

日本のテレビドラマの中国におけるポテンシャルは期待に値する。最近の「リーガルハイ」「深夜食堂」「5時から9時まで」などは全て高視聴率を獲得している。完全な統計ではないが、「リーガルハイ」はビリビリ動画で早くも一千万以上の配信量を突破、シーズン1は豆瓣(Douban:中国のコミュニティサイト)の評価で9.3をマークし、評価人数は15万人を超えた。シーズン2の評価は9.2、評価人数は10万人を超える。

フジテレビは多くの名作テレビドラマを世に送り出した。「東京ラブストーリー」や「のだめカンタービレ」など、これらの作品も全て豆瓣の評価で9ポイント以上だ。2017年の「コード・ブルー シーズン3」の評価も8ポイントをオーバーしている。そこで、日本のテレビドラマを配信する事で、優酷のコンテンツ優位性向上、日本のテレビドラマファン獲得、優酷アプリのアクティブ度を促進させる起爆剤とする。

フジテレビとの提携情報が報道されると、ネット上では早くも期待の声が高まった。しかし優酷の日本のテレビドラマ配信は同時に危険性も伴う。日本のテレビドラマは中国のファンを引きつける事ができるが、一部のテレビドラマはスケールが大きすぎて、価値観が中国の主な価値観と合わないという問題がある、その点が日本のテレビドラマ審査のネックになる可能性がある。

動画サイトのコンテンツが規定違反で削除される事は珍しい事ではない。優酷が日本のテレビドラマを配信する過程でコンテンツの審査は無視する事はできない。

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