中国ライドシェア最大手のDiDi、南アフリカへ進出 日本などに続き14カ国目

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中国ライドシェア最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」が3月29日、南アフリカ共和国第2の都市・ケープタウンでドライバーの募集を開始し、近日中に正式にサービスを始めると発表した。DiDiはこれに先立つ3月1日、同国の主要な港湾都市の一つであるポートエリザベスで試験運用を行っており、アフリカ市場へ正式に進出したことになる。それからDiDiは1カ月足らずの間に同地区で2000名超のドライバーを集め、2万人以上の顧客にサービスを提供している。

現在、DiDiが主に海外で展開しているのはモビリティ事業とフードデリバリー事業だ。南アフリカを含め、オーストラリア、ニュージーランド、日本、ブラジル、メキシコ、チリ、コロンビア、ペルー、コスタリカ、パナマ、ロシア、ドミニカ、アルゼンチンの14カ国に進出している。

中国のビジネスメディア「晚点(LatePost)」が伝えた内部関係者の話によると、DiDiの海外市場におけるユーザー数は5000万を超え、2020年の初めまでに、モビリティおよびフードデリバリーサービスの利用回数は累計10億回を突破している。新型コロナウイルスの感染状況が好転すれば、2022年末までに、DiDiが掲げるグローバル市場で全サービスの年間累計利用回数50億回という目標を達成できるだろうという。

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