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インテリジェント・コネクテッドカーのブランド「哪吒汽車(Neta)」を傘下に抱える中国の新興EVメーカー「合衆新能源汽車(Hozon Auto)」が、シリーズDでの資金調達を計画中であることが26日にわかった。調達額は30億元(約500億円)を予定し、インターネットセキュリティ企業「Qihoo360(奇虎360)」が出資を主導するという。完了後、Qihoo360は合衆新能源汽車の第二の株主となると見込まれている。
前週に開催された上海モーターショーで、Qihoo360の創業者・周鴻禕氏が哪吒汽車のブースに現れた。中国のビジネスメディア第一財経(CBN)の報道によると、両社は2カ月前から接触を重ねており、周氏は哪吒汽車の工場を訪問。開発現場を視察し、同社の車に試乗したという。
哪吒汽車は合衆新能源汽車傘下の新エネルギー車ブランドとして2014年に設立され、現在「哪吒V(Neta V)」「哪吒U Pro(Neta U Pro)」の2車種を販売。累計3万5000台以上を売り上げている。同社によると、今年第1四半期は前年同期比390%増となる7443台を販売したという。さらに4月19日に発表されたばかりの「哪吒U Pro」はすでに5000台の予約注文が入っており、未上場の新エネルギー車ブランドとしては最高記録となった。
哪吒汽車の公式サイトによると、哪吒Vのメーカー推奨価格は、補助金適用後で5万9900〜7万5900元(約100万〜130万円)となっている。同じく哪吒U Proは9万9800〜15万9800元(約170万〜270万円)だ。「蔚来汽車(NIO)」や「小鵬汽車(Xpeng Motors)」、「理想汽車(Li Auto)」などの上場済みメーカーとは価格設定が異なる。
36Krの取材では、哪吒汽車は昨年7月時点で2021年にも上海証取所のハイテクベンチャー向け市場・科創板(スターマーケット)への上場を計画していると明かしている。
今回、哪吒汽車に出資したQihoo360はインターネットセキュリティ分野では中国トップクラスのサービスプロバイダーで、インターネットセキュリティに関連した大量のデータと数千にも及ぶ独自技術および特許を有しており、国家レベルの技術力とデータ量を目指している。
(翻訳・愛玉)
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