無印良品、中国で9回目の値下げ。年内にも日本と同一価格に
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無印良品は微博の公式アカウントで、商品価格を改定したと発表した。価格改定は9回目で、500以上の商品が最大40%値下げされた。価格改定は、実質的には値下げによる販売拡大策と言える。

無印良品は2014年10月に中国で最初の価格改定を実施。その後毎年、どこかで価格改定を行っており、この数年は年2回のペースだ。
無印良品のPB企画に携わった鈴木栄治氏は、以前のインタビューで、「短期的な売り上げアップのために値下げしているわけではない」と語っている。

無印良品は中国進出後数年は、価格を見直さず、大半の商品は日本で買うよりかなり高かった。日本では「高品質の商品をリーズナブルな価格で」というコンセプトの無印良品だが、中国では高級ブランドと位置付けられた。
中国での価格改定について、無印良品は「輸入関税の低下や在庫管理の効率化、生産規模の拡大、物流コストの低下などで、商品1件あたりのコストが下がり、価格改定が可能になった」としている。無印良品を運営する良品計画は、中国と日本の商品価格を年内にも同一にする方針を明らかにしている。

中国ブランドの台頭で、無印良品のブランド力も安泰ではない。その「質素」「エコ」という理念はコピーが簡単で、無印良品のライバルは、ECから3、4級都市まであらゆるところに出現している。
無印良品は、衣食住の各分野とより深く関わることで、消費者への訴求力を高めようとしている。2017年には世界最初の大型レストランMUJI Dinerが上海に開店。今年は深センにMUJI HOTELがオープンした。EC対応も強化し、今年7月には京東商城(JD.com)に無印良品の旗艦店を開店した。
(翻訳・浦上早苗)