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優良情報識別し配信、ソーシャル型ネット証券「LongBridge」が資金調達

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海外資産投資サービスを提供するネット証券会社「長橋 LongBridge」がこのほど、プレシリーズAで5000万ドル(約55億4000万円)を調達したと発表した。「元璟資本(Vision Plus Capital)」、シンガポールのフィリップキャピタルなどが出資を主導し、「領渢資本(Lingfeng Capital)」などが加わった。調達した資金は技術開発やグローバル市場の開拓に充てるという。

近年、証券市場の活況とコロナ禍に伴う「巣ごもり経済」の後押しを受けてネット証券会社が急成長を遂げており、金融政策の緩和も相まって多くの人が株式市場に足を踏み入れるようになっている。

LongBridgeは2019年に設立され、創業メンバーはアリババグループの出身者だ。現在、米国、香港、中国大陸、シンガポール、ドイツ、日本など世界の主要金融市場に対応しており、証券取引、資産管理、コミュニティー型コンテンツという三大事業を運営している。共同創業者の朱亮亮CEOによると、これまでLongBridgeでは大規模な集客は行っておらず、「魅力的な商品と強力な開発スキル」に注力してきたという。

朱CEOの話では、この2年における最大の進歩は、利用者が投資手法を確立できるよう的確にサポートできるようになり、取引する商品の価値が多くの人に知られるようになったことだという。

LongBridgeが開発したアプリは、自然言語処理や機械学習などのアルゴリズムを活用してデータに含まれるテーマを正確に分類し、株式と関連付けて、よりピンポイントに銘柄情報やコンテンツを配信することができる。また機械学習アルゴリズムにより、データや公示、業績速報の字幕などをさまざまな言語に翻訳し、コンテンツのレイアウトを調整することもできる。

同社が構築したカスタマイズ可能なファンダメンタルズおよびデータモジュールでは、基礎指標から財務分析などの指標まで見ることができ、上場企業の運営状況や財務状況をより深く理解できるようになっている。さらに企業の決算情報のほか、投資機関やアプリ内コミュニティーの見解を集約し、投資を行う際の参考データとして利用者に提供している。

そしてLongBridgeの特徴とも言えるのがソーシャル機能だ。同社は優良コンテンツの識別と配信に力を入れ、テクノロジーを活用してコンテンツをランク付けしたうえで、ユーザーの関心や保有ポジション、注目分野などに合わせて精度の高いレコメンドを行っている。

今年に入ってからはユーザーの利用を促すため、コンテンツ制作者奨励プログラムやサークルなど、ソーシャル面でさまざまなプログラムを打ち出してきた。例えば、コンテンツ制作者などはネットコミュニティー上に作った自身のサークルで講座を開いたりオフラインイベントを行ったりでき、有料サービスを展開することでマネタイズにつなげることも可能になる。

今年第1四半期に同社が配信した投資関連の情報は50万本に達する。朱CEOの話では一時期にユーザー数が急増したといい、現在はユーザーのコミュニティー参加率は11%で、ユーザーが投資情報を取得する頻度は1日平均17回を超えているという。

今回の資金調達後、LongBridgeはグローバル展開を推進する考えだ。今年初めにはすでに香港市場を開拓しており、間もなくそれに伴うキャンペーンを行うとしている。
(翻訳・畠中裕子)

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