魯迅ゆかりの「内山書店」、天津に復活

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【新華社天津7月11日】中国の文豪、魯迅ゆかりの書店「内山書店」が10日、104年の歴史を経て天津市の商業施設内に開業した。

内山書店は1917年、日本の内山完造・美喜夫妻が上海で創業した。その後東京にも出店したが、上海店は1945年に営業を停止した。

同店は魯迅と深い関わりがある。魯迅は27年に上海に移り住むと、移転3日目に内山書店を訪れ、以後店の常連となった。これをきっかけに中日文化人の交流の場となった同店は「魯迅の応接間」とも呼ばれた。

今回の開業式典では、魯迅の孫で魯迅文化基金会秘書長を務める周令飛氏が、祖父と内山完造との厚い友情について語った。

天津での内山書店開業は、地元文化企業の天津出版伝媒集団が長年進める読書普及活動の重要な取り組みの一つとして実現した。商標権も同社が東京の内山書店から取得した。

天津内山書店は中国の書籍や雑誌だけでなく、日本の原書も豊富にそろえる。同店の趙奇総経理は、内山書店という百年ブランドを生かし、書籍販売を中心に多元的な文化製品を開発していくと語った。(記者/周潤健)

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