国慶節の中国人旅行先、「インスタ映えスポット」に脚光。若者は民泊利用

中国で国慶節(建国記念日)の大型連休が始まった。中国最大の民泊プラットフォーム途家(Tujia)によると、今年の国慶節連休中の宿泊予約件数は前年の5倍に達する見込み。また、人気上位10都市で全予約件数の半数以上を占めた。人気が集中したのは地方の2~3級都市だ。

2~3級都市が上位に躍進

途家の宿泊予約件数から見た国慶節連休の人気旅行先トップ10は、北京・上海・広州・成都・重慶・西安・アモイ・杭州・青島・蘇州だった。予約の伸び率では2~3級都市が1級都市(北京・上海・広州)を上回っている。もともと豊富な観光資源を有している上に観光インフラが整備され、今後は2~3級都市が旅行市場をけん引する存在になっていくとみられる。

重慶の美しい観光地に注目

これまで観光向けの都市とのイメージが薄かった重慶市が人気の上位にランクインした理由は、SNSでの拡散だ。市内の「解放碑」「観音橋」といった場所が「インスタ映えスポット」として話題になっている。浙江省にある小島「朱家尖」も美しいビーチや壮観な砂の彫刻が話題となり、急速に人気を集めている。

宿泊先にもこだわりを求める傾向

旅行予算も全体的に上昇傾向で、宿泊ニーズも多様化している。国慶節連休期間は途家でも「特選」などと銘打ったワンランク上の宿泊施設が人気で、予約件数が平時より50%以上増加している。宿泊施設のサービスや個性、体験などを重視するユーザーが増え、それに伴って質にこだわる宿泊施設の登録も増加している。

民泊利用の主要層は80年代、90年代生まれ

1980年代生まれ(=80後)と一部の1990年代生まれ(=90後)が、旅行業界の主要顧客層に育ってきた。途家経由で民泊を利用するユーザーの約6割が35歳以下というデータが出ている。こうした若年層は、こだわりのある宿泊先とともに、旅先に地域色の濃い自然や文化を求める傾向がある。
(翻訳・愛玉)

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