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【新華社北京7月19日】中国人民銀行(中央銀行)は16日、デジタル人民元の研究開発進展に関する白書を発表した。
白書は序言で次のように指摘した。ネット技術とデジタル経済の迅速な発展により、小売決済の利便性、安全性、プライバシー保護などに対するニーズが日増しに高まっている。多数の国と地域の中央銀行や通貨当局は自国通貨のデジタル化形態について積極的に模索しており、デジタル通貨が理論から現実になりつつある。
中国人民銀行はデジタル通貨の研究開発を高度に重視している。2014年にデジタル通貨研究グループを設立し、発行枠組み、基幹技術、流通環境、国際的経験などに関する専門研究を開始した。16年にデジタル通貨研究所を設立し、デジタル通貨の最初のシステムを構築。17年末、国務院の承認を受け、人民銀行は商業機関と共同でデジタル通貨の研究開発試験を開始した。現在、トップダウン設計、機能研究開発、システム調整などがほぼ完成し、一部地域で実証実験を進めている。
同行は白書の目的について①デジタル人民元の研究開発の基本的立場、背景、目標、設計枠組み、関連の政策的考えを解説②一般市民から意見と提案を聞き、関係各方面との意思疎通を強化③デジタル経済時代を見据え、大衆に恩恵をもたらし、広く使われ、革新的でオープンな通貨サービス体系の構築を共同で推進する-ことにあると説明した。
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