シャオミ「Mi 8」値下げで9営業日連続下落の株価下げ止まり
中国スマートフォンメーカー小米科技(シャオミ)の株価は、9営業日下落が続いていたが、9日にようやく下げ止まった。9日午前、雷軍CEOが製品値下げを発表すると、株価は一時3%近く上昇したものの、午後は下落に転じ、終値は公開価格より20%下げた13.58香港ドル(約195円)となった。同社の時価総額は391億1000万ドル(約4兆4000億円)で、400億ドルを回復できずにいる。
シャオミは5月31日、設立8周年を記念して新フラッグシップモデル「Mi 8」シリーズを発表。世界初のデュアルバンドGPS搭載、Android端末初のFace ID搭載、上位モデル「Mi 8 Explorer Edition」はシースルー筐体を採用と、話題性も十分だった。9日午前、雷軍CEOはシリーズ全体の出荷台数が600万台を突破したことを報告するととともに、同シリーズの値下げを発表した。スタンダードモデルのMi 8で200元(約3300円)の値下げを実施するという。
シャオミが8月に発表した決算は、十分に良いものだった。9月中旬には大がかりな組織改革も発表し、組織の若返りとインターネット事業、スマートハードウェア事業の強化を打ち出した。
それでもシャオミの株価は、9月24日からの10営業日で18.97%下落。ドイツ銀行はシャオミの目標株価を22.5香港ドルから21.4香港ドルに下方修正した。建銀国際証券(CCB International)も同様にシャオミの目標株価を20香港ドルから16香港ドルに下方修正、格付けを「買い」から「中立」とした。アップル、グーグル、アマゾン、Facebookなどテクノロジー株の世界的不振も背景にあるものの、投資家がシャオミの成長を見極めきれずにいることもうかがえる。スマートフォン事業の次の一手を固めるとともに、資本市場での信頼を勝ち取ることが急務になる。
(翻訳・愛玉)