オフィスのペーパーワークを大幅削減、文書処理システムの「達観数据」がシリーズBで26億円を調達

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オフィスのペーパーワークを大幅削減、文書処理システムの「達観数据」がシリーズBで26億円を調達

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文書処理を自動化するシステムを開発する「達観数据(DATA GRAND)」が、シリーズBで1億6000万元(約26億円)を調達した。出資は「晨山資本(Chenshan Capital)」が主導し、「元禾重元(ORIZA PE)」、「聯想之星(Legend Star)」、「鐘鼎創投(EASTERN BELL VENTURE CAPITAL)」なども加わった。資金は技術開発、人材採用、データバンク構築などに充てられるほか、同業界に従事する専門家たちの基礎技術研究にも利用されるという。

同社のシステムは、金融、法律、メディア、公的機関などの分野で導入されている。今年新たに開発した校閲システムでは、語意分析機能をベースに、文書から必要な情報を抽出し、校閲、(内容上の)リスク審査、自動修正をまとめて行える。これにより、企業内の契約情報を構造化して管理したり、与信審査に必要となる純利益や売上高などの情報を迅速に確認でき、ペーパーワークを効率化できる。

特に経理関連では、記帳や送金、経費精算などの膨大なルーティン業務を自動化し、マンパワーや人為ミスを大幅に削減できる。また、法律関係の文書では、法律法規に照らし合わせた校閲作業も可能だ。

創業者兼CEOの陳運文氏によると、同社のシステムがこれまで処理した文書は、文字数にして100億字に上る。今回の出資を主導した晨山資本の設立パートナーである蒋健氏は、「自然言語処理技術は応用範囲が広い。達観数据は同分野でも突出した企業の一社で、技術開発と事業化の双方において高い能力を有している」と同社を評価する。

達観数据のクライアントは、中規模から大規模の企業を中心に、すでに数百社。クライアント1社当たりの売上高は40万元(約650万円)で、売上高は1000万元(約1億6000万円)規模に達する。2015年には、エンジェルラウンドで「真格基金(Zhen Fund)」などから1000万元(約1億6000万円)を調達。2017年のシリーズAでは「SAIF Partners(軟銀賽富)」などから5000万元(約8億円)を調達した。
(翻訳・愛玉)

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