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ショート動画アプリ「TikTok」を運営するバイトダンス(字節跳動)が、同社初となる中国国内向け音楽配信アプリの内部テストを行っている。その名称は以前伝えられていた「飛楽(Feiyue)」ではなく、「汽水音楽」になるようだ。
同アプリは、バイトダンスが海外で展開している音楽配信アプリ「Resso」に概ね類似している。エフェクト面では、楽曲のリズムに合わせ、再生画面において点滅表示などの特殊効果を付けることができる。また、AIによる楽曲レコメンドシステムを採用しており、お勧めのプレイリストを通知する機能もある。
なお、Ressoの最新バージョンにはポッドキャスト機能が搭載されており、汽水音楽の正式版にも追加される可能性があるため、その点にも注目したい。
今年2月、アリババ傘下の音楽ストリーミングサービス「蝦米音楽(Xiami Music)」がサービスを停止し、中国の音楽配信市場から撤退した。以降、同市場は主に「テンセント・ミュージック・エンターテイメント (TME、騰訊音楽娯楽集団)」と「網易雲音楽(NetEase Cloud Music)」の2強状態にある。
調査機関「中商産業研究院」によると、中国におけるオンライン音楽サービスの市場規模は、2017年の42億元(約749億円)から、20年には128億元(約2283億円)に拡大しており、さらに22年には242億元(約4316億円)に達すると予想されている。
バイトダンスが同市場に打って出ることを選択した背景には、このように魅力的な市場の存在があったと思われる。
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