スマホメーカー「錘子科技」に異変、返品騒動も

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スマホメーカー「錘子科技」に異変、返品騒動も

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12月10日、スマートフォンメーカー「錘子科技(スマーティザン・テクノロジー)」の公式サイトで、空気清浄機1種を除き300元(約4900円)以上の商品が全て在庫切れという異常事態となった。京東(JD.COM)や天猫(Tmall)でのフラッグシップショップも同様の状況だ。

この日、同社の公式サイトでは全スマートフォンが「入荷待ち」と表示され、京東ではスマートフォン「堅果Pro2」の6G+64Gバージョンのみが販売中、Tmallではスマートフォン全商品がサイトから削除されている。

同社のカスタマーサービスによれば、これらのスマートフォンは全て在庫切れで、入荷時期は未定とのことだ。

また、同社の公式サイトでは、スマートフォンだけでなくアクセサリーやスマホケース、周辺機器など多くのアイテムで、200元(約3200円)以上の商品がほとんど品切れになっている。

同社のサイトには10種のスマート空気清浄機と関連商品が掲載されているが、現在販売中なのは2機種だけで、他は全て入荷待ちの状態だ。11月に発表された加湿器は11月25日発売予定だったが、未だ販売されていない。

発売が予告されながら延期が続いているTNT工作室(PC用ディスプレイ)については、同社CEOの羅永浩氏は11月のプレスカンファレンスで、12月31日以前には量産に入ると語っていたが、こちらも未だ正式リリースされていない。

この数日前、同社の本社ビル前に債権回収を求めるサプライヤーが横断幕を持って集まる事件があった。 また人員削減や資金繰りの悪化など、様々な情報が後を絶たない。こうした事態について、同社は公式な回答をしていない。

同社にはこれまでも度々倒産の噂があったが、現在の市場はより厳しさを増している。最新のデータによれば、スマートフォン市場はすでにトップ5の企業が9割のシェアを占めており、中堅以下のブランドが生き残るのはかなり難しい状況だ。自撮りアプリをヒットさせた「美図(Meitu)」は既にスマートフォンの独自開発を諦め、シャオミ(小米科技)との提携を選択した。錘子科技もインターネット企業「奇虎360(Qihoo 360 Technology)」と合併するのではないかと度々噂されている。

この冬を、錘子科技が持ちこたえられるかが注目される。

(翻訳・神江乃緒)

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