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【新華社北京12月27日】中国の新興電気自動車(EV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)がバッテリー交換ステーションの展開を加速している。同社によると12月11日時点で702カ所を展開、石油大手の中国石油化工集団(シノペック・グループ、中石化)と共同設置した充電・バッテリー交換施設も100カ所を超えた。
今年1月9日に開いた発表会「NIO Day」では、バッテリー交換ステーションは177カ所、交換回数は累計149万回だった。創業者の李斌(り・ひん)氏は年内にバッテリー交換ステーションを500カ所以上に増やすとしており、展開のペースは予想を大幅に上回った。
NIOの関係者によると、中石化と共同設置するスマートバッテリ交換ステーションは1カ所目の「中石化朝英ステーション」が4月15日に開業。それから8カ月足らずの12月9日時点で、NIOと中石化による充電・バッテリー交換ステーションは101カ所に増えた。
中石化は充電・バッテリー交換ステーションを2025年までに5千カ所に増やすと宣言している。さらにバッテリー交換サービス事業を手掛ける奥動新能源汽車科技(Aulton、オウルトン)とも提携し、バッテリー交換施設のさらなる展開を図る。
中航証券の最新リポートによると、中国のバッテリー交換ステーションは少なく見積もっても2025年に2万カ所を超える。これに基づいて計算すれば、第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)期間のバッテリー交換ステーション新設投資額は1276億元(1元=約18円)に上り、21~25年の年平均伸び率は175%に達する。21~25年の運営市場規模は1091億元、年平均伸び率は306.7%に上る見通し。
工事車両の電動化やバッテリー交換によるエネルギー補給が主流となっていることも注目に値する。建設機械大手の三一集団は同社初のスマート交換ステーションが完成したと発表した。大型トラックやダンプカー、ミキサー車、ホイールローダーなどの車種に対応、バッテリーを全自動で交換できる。
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