渦中のファーウェイ、2018年のスマホ出荷台数が2億台を突破

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ファーウェイの2018年スマホ出荷台数が2億台を突破する見込みであることがわかった。同社コンシューマービジネスグループの何剛総裁が、新機種「nova 4」の発表会で明かした。

IT専門調査会社IDCのデータによると、ファーウェイの今年第1~第3四半期の出荷台数は1億4600万台。年間2億台達成となれば、第4四半期の出荷量は前年同期比30%以上増加したことになる。

2019年の出荷台数について、何総裁は「具体的な数字は未定だが、2億3000万台から2億5000万台を目標としている」とした。前年比15~25%の成長を目指す計算になる。

出荷増に寄与したnovaシリーズは、2000~3000元(約3万2000~4万8000円)のミドルレンジ製品。今年に入り、nova 3e、nova3/3i、nova4とすでに3機種を発表している人気シリーズだ。販売台数も過去1年で大幅増となり、今年末までに販売総数6500万台を見込んでいる。

中国のスマホ市場では、年末になって大手が矢継ぎ早に新機種を発表している。ファーウェイ以外にもOPPOやvivo、サムスンなどが主力製品を投入しており、販売台数とシェアを確保しようと必死だ。

ファーウェイが発表したnova4は、先日サムスンが発表したGalaxy A8に続く「パンチホール型ディスプレイ」搭載製品だ。ホールの大きさは直径4.5ミリと、Galaxy A8を下回っている。今年、中国の各メーカーはフルディスプレイを実現するために、ポップアップ式、スライド式などさまざまな仕掛けを提案してきたが、突出して優れたソリューションは現れなかった。

2016年9月に初めて発表されたnovaシリーズでは、一貫して若年層向けにエンターテインメント性を充実させたプロダクトを発表している。nova4では、パンチホール型ディスプレイに並ぶ最大のセールスポイントがAI美顔機能だ。着信時に動画を再生する設定も可能となっている。

nova4の主な仕様は以下の通り。

プロセッサ:Kirin970
メモリ:8GB
ストレージ:128GB
フロントカメラ:25MP F値/2.0 業界最小クラスのレンズを採用
背面カメラ:48+16+2MPの最大4800万画素のトリプルカメラ F値/1.8
ディスプレイ:6.4インチ/FHD+
バッテリー:3750mAh
価格:3099元(約4万9000円、メインカメラ2000万画素)、3399元(約5万4000円、メインカメラ4800万画素)
(翻訳・愛玉)

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