AIが学べるオンライン学習サービス「AI MOOC」、完全無料を貫く

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まるでエクセルを操作するように、誰もがAIを駆使する時代が到来するかもしれない。

日常業務の効率を上げるため、AIを学ぶ人が増えているという。今月中旬にローンチしたばかりの大学生向けオンライン学習サービス「AI MOOC」は、無料でAIが学べるプラットフォームだ。

AI MOOCを運営する「AI-X LAB」共同創業者の呉東元氏によると、大学生を主なターゲットにした理由は2つ。「受講料無料」の看板を掲げれば大量のユーザー獲得が見込めることと、社会人と比較して人間関係に利害が絡まないため、口コミでの拡散力が大きいことだ。

現在開講しているのは、Python(プログラミング言語の一種)、機械学習基礎、機械学習実践、ディープラーニング入門、Keras(Pythonを用いたニューラルネットワークライブラリ)、TessorFlow(機械学習用ソフトウェアライブラリ)の6科目。講義は1回5~15分と短いが、同社のコミュニティでは小テストやスーパービジョンなどの付加サービスが受けられる。

「AI MOOC」トップページ

AI学習プログラムは競合も多い。「MOOC中国」「網易雲課堂(NetEase Cloud Classroom)」「51CTO.COM」「騰訊課堂(Tencent Classroom)」「小象学院(ChinaHadoop.cn)」「七月在線(JULYEDU.COM)」「万門大学(One-Man University)」などのMOOC(大規模オンライン講座)がAI関連講座を開講している。

これらの競合とは異なり、AI MOOCは「完全無料講義」で差別化を図る。多くのプラットフォームの無料講座は有料講座へ誘導するための呼び水に過ぎないが、AI MOOCはそもそものターゲットが学生というローエンドに設定されている。

「有益なコンテンツは有償でも欲しい」という昨今のトレンドに逆行するかのような方針だが、講座は今後も無償で提供するという。収益源は、個別質問対応サービスや学習者コミュニティサービス、企業向け研修、企業プロジェクト開発などを想定している。

個別質問対応サービスでは、講義だけでは理解できなかった点などを講師に確認することができる。質問への回答は、運営期間の経過とともに徐々にフォーマット化されるので、時間が経過するとともにコストが下がっていく。企業向けサービスも、顧客の需要とその解決策を見定められれば、人的コストの負担はそれほど大きくないという。AI-X LABが最もマンパワーをかけているのは、講座カリキュラム開発だ。

共同創業者の覃秉豊氏はAI開発で長年のキャリアを持ち、オンライン学習プラットフォームでの講師経験も豊富だ。現在も網易(ネットイース)によるAIエンジニア向けプログラムの講師を兼任するほか、中国移動(チャイナモバイル)、国家電網(STATE GRID)、華夏銀行(HUAXIA BANK)、太平洋保険(China Pacific Insurance)など大手企業でAI関連の社内研修を行っている。共同創業者の呉東元氏は、宿題管理アプリ「作業盒子(KNOWBOX)」の運営部門でシニアマネージャーを務めた人物だ。

AI MOOCの講師陣は、覃秉豊氏をはじめ、バイドゥ(百度)のAIエンジニアや復旦大学の研究者などが務めている。
(翻訳・愛玉)

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