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中国の車載電池メーカー「寧徳時代新能源科技(CATL)」の完全子会社「時代電服(CAES)」が、バッテリー交換サービスブランド「EVOGO」およびモジュール式バッテリー交換ソリューションを発表した。このソリューションは、バッテリーブロック、高速バッテリー交換ステーション、アプリケーションから構成されている。同社はまず10都市でEVOGOを展開するという。
チョコレートの形に似たバッテリー・ブロック「Choco SEB(巧克力換電塊)」は、バッテリーシェアリング実現のため、特別に開発された量産型バッテリーだ。CATLの最新のCTP(cell to pack)技術を採用しており、重量エネルギー密度160Wh / kg以上、体積エネルギー密度325Wh / L以上を実現し、1ブロックで約200kmの走行が可能となっている。
説明によると、Choco SEBは世界で現在市販されているBEV(純電気自動車)プラットフォームベースのモデルの8割、および今後3年間に発売される同モデルの全てに適合するという。
新エネルギー車の普及に伴い、電力補給のニーズは日増しに高まっており、バッテリー交換モデルの急速な発展が望まれる。バッテリー交換モデルが、市場全体をカバーする規模の実用化を果たすためには、バッテリーの標準化が前提条件だ。市場シェアで絶対的優位に立つCATLは、バッテリー交換業界における最重要企業の1つになるかもしれない。
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