ロレアル、上海に投資会社設立 コロナ下も変わらぬ対中投資

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【新華社上海5月10日】世界では新型コロナウイルスの感染が続いているが、それでも外国企業の上海、そして中国経済に対する熱意が冷めることはない。フランスの化粧品大手ロレアルは8日、中国で最初の投資会社「上海美次方投資有限公司」を設立したと発表した。新会社は上海市奉賢区にある美容・健康産業の一大集積地「東方美谷(オリエンタル・ビューティー・バレー)」の中心エリアに位置する臨港南橋科技城にある。今後は化粧品開発の投資とイノベーションに注力していく。

ロレアルのクリストフ・バブル(Christophe Babule)最高財務責任者(CFO)は「ロレアルにとって中国は戦略的に重要な地位を持つ。25年にわたる中国での事業は、中国がロレアルの重要な成長エンジンであるだけでなく、中国独自の科学技術イノベーションの発展とデジタルマーケティング・エコシステムも、ロレアルの未来に向けたイノベーションを導くインスピレーション発祥地の一つとなっていることを証明している」と述べた。

同社北アジア地域総裁兼中国最高経営責任者(CEO)のファブリス・メガバーン(Fabrice Megarbane)氏は、今回の投資協定の締結も上海市の操業・生産再開に関する政策の迅速かつ効果的な実施のおかげだと指摘。感染防止が段階的な成果を上げている中でこのような大型投資を行うことは、ロレアルの上海と中国に対するほかに比べるもののない堅実な約束であり、ロレアルと業界産業エコシステムのパートナーが共に生み出す誠意と中国市場に対する確信だと語った。(記者/周蕊)

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