中国・京東、22年第1四半期は約570億円の赤字 新型コロナ流行の影響で 

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中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)は5月17日、2022年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。純売上高は前年同期比18%増の2397億元(約4兆5000億円)と市場予想を上回った。一方、損益は前年同期の36億元(約680億円)の黒字から30億元(約570億円)の赤字に転落した。インフラ整備、技術開発および人件費への投入に加え、新型コロナウイルスが流行する上海市内の供給維持に要した経費が主な要因となった。

同社のプラットフォームを通じて商品を購入したユーザー数は、22年3月31日までの12カ月間で5億8050万人と前年同期の4億9980万人から16.2%増加した。22年第1四半期は、ユーザーの平均購入頻度が過去最高を記録し、ユーザー1人当たりの平均収益(ARPU)も過去3年で最高に迫る勢いを見せた。

同社の徐雷・最高経営責任者(CEO)は電話会議の席上、「コロナ禍の圧力はあるが、6月18日に開催するセールイベント『618商戦』を通じて第2四半期の業績を押し上げていく」と述べた。

(36Kr Japan編集部)

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