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【新華社北京7月7日】中国国有で航空エンジンの開発・製造を手掛ける中国航空発動機集団(AECC)はこのほど、傘下の航空機用エンジンメーカーなど3社と同社が独自開発した千キロワット級民間機用ターボシャフトエンジン「AES100」の供給契約を結んだと明らかにした。
契約したのは、傘下の研究機関である中国航発湖南動力機械研究所、同じく傘下の航空機用エンジンメーカー中国航発南方工業、中国航天科技集団(CASC)傘下で新材料・無人機の開発・製造を行う彩虹無人機科技で、AES100の最初の供給先となる。AES100は大型ティルトローター無人機「彩虹(CH)」に搭載される。
AES100は中国初の国際競争力と完全に独自の知的財産権を持つ民間機用ターボシャフトエンジンで、高効率、長寿命、余剰出力が大きいなどの特長がある。5~6トン級の双発ヘリコプターと3~4トン級の単発ヘリコプターの動力需要に応える。
彩虹はヘリコプターと固定翼航空機の技術を融合した中国初のティルトローター機で、ヘリコプターモードでは垂直離着陸、固定翼航空機モードでは高速巡航が可能となっている。
AES100は2016年に開発を始め、21年7月に同エンジンを搭載した双発ヘリコプターが初飛行に成功した。現在は耐空証明の取得を目指し、構造的完全性やブレードコンテインメント、氷結、耐火などの検証を進めている。
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