バイトダンス、チップ開発強化に向けエンジニアを大量採用 ハイシリコンなどからヘッドハントも

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中国ネット大手の字節跳動(バイトダンス)が、システムオンチップ(SoC)およびコアのフロントエンド設計、モデル性能評価、基盤ソフトウエア、低消費電力設計、チップの安全性などを担当するチップ関連のエンジニアの大量採用を進めていることが分かった。複数のメディアが報じた。

バイトダンスの半導体事業は、サーバーチップ、AIチップ、グラフィックチップ(GPU)の3部門で、。サーバーチップの責任者には半導体大手の米クアルコム出身のベテランエンジニアが就任している。同社はすでに、ソフトバンクグループの英半導体設計子会社アーム(Arm)や中国通信機器大手華為技術(ファーウェイ)傘下の半導体メーカー海思半導体(ハイシリコン)からも、多くの人材をヘッドハンティングしたという。

バイトダンスが運営する動画共有プラットフォームには、世界最多の動画がアップロードされている。同社は、その膨大なデータを処理しなければならず、プラットフォームが推奨するエンジンにも機械学習のための強力な演算能力が必要になるため、極めて大量のチップを購入し、利用してきた。関係者は、同社がチップの自社開発に向けた準備として、エンジニアの採用を進めていると指摘した。

(36Kr Japan編集部)

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