原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
【新華社上海7月28日】米飲料大手コカ・コーラは26日、2022年第2四半期(4~6月)決算を発表した。売上高は前年同期比12%増の113億2500万ドル(1ドル=約136円)で、市場予想の105億7千万ドルを上回った。営業利益は23億4100万ドル、純利益は19億ドルだった。1株当たり利益(EPS)は4%増の70セントで、市場予想の67セントを上回った。
アジア太平洋地域でのユニットケース販売数量が11%増加した。中国や日本、オーストラリア市場でのシェア拡大が寄与し、同地域のノンアルコールRTD(ふたを開けるとそのまま飲める飲料)市場でシェアを伸ばした。ジェームズ・クインシー会長兼最高経営責任者(CEO)は、中国チームの努力と新型コロナウイルス感染症の流行状況改善により、6月時点で業況は回復傾向を示し始めたと表明した。
同社は今年に入り、中国市場でメタバースから着想を得た「律動方塊」などの新製品10種余りを発売。常に最適化された製品構成により、同社中国法人のコカ・コーラ中国は、6月18日の電子商取引(EC)セールで好成績を上げた。中国EC大手の京東集団(JDドットコム)のプラットフォームでは、コカ・コーラの「京東自営旗艦店」の売上高は18%増加し、ノンアルコールRTD部門で首位となった。EC大手アリババグループの新小売(ニューリテール)プラットフォームでは、コカ・コーラの旗艦店とアリババ傘下のネットスーパー「天猫超市(Tモールマート)での売上高が前年同期比で36.5%増加した。
クインシー氏は、中国市場での長期的な成長を見据え、主力製品や成長性の高い「スター製品」に注力するとともに、在宅消費需要の増加に対応するため、ECやオンライン・ツー・オフライン(O2O)への経営資源の移行をさらに進めていく考えを示した。(記者/王婧媛、許暁青)
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録