電子部品サプライチェーン「硬之城」がシリーズB1で約11億円を調達

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電子部品供給のワンストップサービスを提供する「硬之城(ALLCHIPS.AI)」が最近、シリーズB1で約1000万ドル(約11億1900万円)を調達し、魔量資本(MFund)が単独で出資した。魔量資本は新興EC「拼多多(Pinduoduo)」の創業期に出資を行ったことで知られる。今回調達された資金はブランド構築、市場、供給体制の拡大およびAI産業への応用に投入される。これによりワンストップ型の決済機能を一層向上させ、大規模化を加速していく。関係者によると、硬之城は過去に睿鼎資本(READING CAPITAL)、藍海衆力(Blue Power Capital)、朗科投資(Langke Investments)などから合計3回の資金調達を行っている。

硬之城はビッグデータとAI技術をベースにBOM(電子部品表)コスト査定、リスク管理、代替材料のリコメンドなどを中小企業に提供する。

硬之城の顧客は主に部品業界の中小バイヤーで、同社が持つサプライヤーのネットワークが競争力の中核となる。2016年、部品サプライチェーン世界最大手のアロー・エレクトロニクスやフューチャーエレクトロニクスと戦略的提携を結び、データの統合が全面的に行われた。2017年には半導体商社アヴネット傘下Elementと代理店契約を結んだ。また、2018年には電子部品販売のマウザー・エレクトロニクスと提携を結び、SKU300万以上の製品データを導入、同年に電子部品通販ディジ・キー・エレクトロニクスと戦略的提携を結び、全面的にデータの統合を行った。昨年の時点で、硬之城と提携する世界トップレベルのチップ工場および一次代理店は1300社以上で、SKU2000万以上の製品データに接続しており、主要ブランドと製品の90%を抑えている。

現在、硬之城は主に中小規模のスマート製造企業、大中企業のプロジェクト部門などを顧客としている。彼らの購買プロセスを効率化させるために、同プラットフォームは「スマートBOM」を実装し、ハードウェアエンジニアとバイヤーの業務効率を改善する。誤った製品型番やBOMリストを入力しても、合致の可能性が高い製品型番や見積もり額を推測して導き出す。さらに同機能をサプライチェーンの川下企業に提供し、中小企業の活性化や、産業チェーンの連携を推進する。

硬之城の本社は深圳市で、香港にも支社を持つ。同社は2017年、中国Eコマース協会(CECA)「最も潜在力を持つB2B企業」、「中国イノベーションB2B企業トップ50」にそれぞれ選出されている。
(翻訳・虎野)

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