21年の携帯電話生産台数、トップはシェア67%の中国 2位インド3位ベトナム

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

特集注目記事

21年の携帯電話生産台数、トップはシェア67%の中国 2位インド3位ベトナム

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

市場調査会社「カウンターポイント(Counterpoint)」が9月15日に発表したリポートによると、2021年の世界の携帯電話生産台数で、中国、インド、ベトナムがそれぞれ67%、16%、10%を占めた。

世界の携帯電話生産台数の国別シェア|画像出典:カウンターポイント

中国のシェアは前年に比べ減少した。最大の理由はファーウェイの生産台数が激減したことで、ファーウェイ以外の中国メーカーや米アップルの受託生産企業(OEM)もファーウェイの生産台数減少を補えなかった。携帯電話の生産拠点を中国国内に置くファーウェイとは異なり、アップルやファーウェイ以外の中国OEMは生産拠点の分散を図っている。また、中国では携帯電話の需要が減少しているため、今後は中国のシェアが減少していくと予想される。

シャオミ、ベトナムでのスマホ生産開始 1~3月の現地シェアはサムスンに次ぐ2位

インドはアップル、小米科技(シャオミ)、OPPOの生産台数が増加し、シェアを5%以上伸ばした。アップルが「iPhone 14」シリーズをインドで生産する計画を進めているため、インドのシェアは今後も拡大していくとみられる。

ベトナムのシェアは微増にとどまった。韓国のサムスン電子が生産台数を増加させた一方で、LGエレクトロニクスがスマートフォン事業をベトナムから撤退させたことが要因となった。アップルはiPadの生産の一部をベトナムに移す計画を進めており、iPhoneの生産の一部も同国に移す可能性がある。そうなればベトナムの携帯電話生産台数を押し上げることになるだろう。

米アップル、iPad生産の一部をベトナムに移管

カウンターポイントは、22年の世界携帯電話市場は21年比で8%縮少し、23年以降は1桁台前半の成長率を維持すると予測している。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録