テスラやBMW、中国新エネ車市場向けの生産拡大

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【新華社北京10月22日】ドイツBMWや米テスラなどの外資系自動車メーカーが中国の新エネルギー車(NEV)市場に向けた生産を拡大している。業界関係者は、グローバルなサプライチェーンの統合加速に伴い、新エネ車業界は新たなイノベーションやモデルチェンジの周期に入るとし、中国が市場規模で世界をリードするだけでなく、新エネ車の技術イノベーションでも世界のトレンドを先導しているとの認識を示した。

BMWはここ数年、中国での自動車生産拠点の建設を加速させている。中国の自動車メーカー、華晨汽車集団との合弁会社、華晨宝馬汽車(華晨BMW)が遼寧省瀋陽市に建設した鉄西新工場と大東工場では拡張工事が進み、稼働後の年間生産能力は65万台に増える。華晨BMWの車載電池センターは第2期がまもなく稼働し、BMWの第5世代電気駆動システム「eDrive」の量産をいち早く始める。

テスラは初の海外工場として上海ギガファクトリーを設立した。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「テスラが生産した300万台以上の自動車のうち3分の1は中国で製造された」と語る。同社関係者によると、上海ギガファクトリーはテスラの輸出で中心的役割を果たし、北米以外のほとんどの市場に自動車を供給している。今年第3四半期(7~9月)の生産ペースは四半期の過去最高を更新した。テスラは上海ギガファクトリーの拡張を加速させ、生産能力を引き上げている。今年第2四半期(4~6月)決算で、拡張後の年間生産能力が75万台を超え、テスラ最大のギガファクトリーになると明らかにした。

業界関係者によると、外資系自動車メーカーが当初、中国に工場を建設した理由の一つに、労働力や土地、原材料などの資源面における優位性があった。中国の自動車産業チェーンが急速に発展、成熟し、上海を代表とする複数の自動車産業クラスターが形成され、巨大な自動車消費市場が生まれたことで、外資系大手自動車メーカーと中国の協力がますます深まり、多様化している。中国はすでに世界自動車工業の重要な一極となっている。

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