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中国発のファストファッションブランド「SHEIN(シーイン)」が11月13日、ショールーム「SHEIN TOKYO」を東京・原宿にオープンする。店舗面積は約200平方メートル。店内では直接商品を販売せず、展示と試着のみを提供し、顧客が商品タグのQRコードを読み取り、オンラインで購入する仕組みとなっている。
SHEINは電子商取引(EC)ブランドとしてスタートし、急成長を遂げた。 これまでにもポップアップストアを出店しているが、いずれも店舗での販売を目的とせず、オフラインの空間をマーケティングに活用し、オンラインと連携して消費者を呼び込むという形態をとっている。 すでにロンドン、ニューヨーク、ドバイなど世界各地でポップアップストアを展開し、最近では大阪・心斎橋に22年10月22日〜23年1月27日の期間限定で「SHEIN POPUP OSAKA」を出店している。
SHEINの22年1〜6月の流通取引総額(GMV)は、前年同期比50%増の160億ドル(約2兆3000億円)に上った。また、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、SHEINの22年売上高が240億ドル(3兆5000億円)に迫る見込みだと報じている。
これに対し、同じくファストファッションブランドの「ZARA(ザラ)」を運営する「INDITEX(インディテックス)」の21年1月期通期の売上高は277億ユーロ(約4兆円)、22年2~7月期の売上高が前年同期比24.5%増の148億ユーロ(約2兆1000億円)だった。また、 ユニクロを運営する「ファーストリテイリング」が発表した22年8月期決算によると、21年9月1日〜22年8月31日までの売上高は2兆3000億円だった。
(36Kr Japan編集部)
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