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【新華社深圳11月6日】中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)は2日、縦折りスマートフォン「Pocket」シリーズの新型機「Pocket S」を発表した。販売価格は5988元(1元=約20円)からとし、折り畳みスマホの最低価格を初めて5千元台に引き下げた。業界関係者からは、ファーウェイの新機種発表は折り畳みスマホの値下げの波を引き起こし、折り畳みスマホの普及に拍車をかけるとの声が上がっている。
研究機関の予想では、激しい市場競争や産業チェーンの成熟化に伴い、折り畳みスマホの主流機種は5千~8千元の価格帯に値下がりする見通しで、折り畳みスマホは販売急増の急成長期を迎えるとみられる。
市場調査会社、艾媒諮詢(iiメディアリサーチ)の調査によると、許容できる折り畳みスマホの価格について「5千~8千元」と答えた調査対象者は37.4%で、「3千~5千元」と合わせると60%を超えている。
折り畳みスマホは複数モデルが一斉に発売され、急成長を維持している。米市場調査会社IDCの統計によると、22年第3四半期(7~9月)の中国の折り畳み出荷台数は100万台を超え、前年同期の約3.5倍に増え、四半期として過去最高を更新した。1~9月の出荷台数は210万台で、2021年の年間実績約150万台をすでに上回っている。
折り畳みスマホをめぐるメーカーの競争は激しさを増している。第3四半期の国内市場シェアはファーウェイが44.9%と依然として首位を守ったが、上半期(1~6月)の63%から大幅に縮小した。8月に新型機の「Z Fold4」と「Z Flip4」を発売した韓国サムスンは市場シェアを9.3%から22.2%に伸ばし、2位に躍進した。新型機「X Fold+」を発売したvivo(ビボ)も1.8%から11.9%にシェアを伸ばし、3位に浮上している。
市場調査会社CINNOリサーチは最新の報告書で、22年の折り畳みスマホの世界出荷台数は前年比2.1倍の1569万台に達するとの見通しを示した。またサムスンは、折り畳みスマホ市場の25年までの年平均伸び率は80%に上ると予測している。
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