中国の車載電池回収市場、30年に1千億元突破へ

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中国の車載電池回収市場、30年に1千億元突破へ

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【新華社北京11月12日】新エネルギー車(NEV)産業の好景気が続く中国で、車載電池の回収が課題となっている。業界関係者によると、早い時期に公共部門と消費者向けに投入された新エネ車はすでに車載電池の交換問題が現実化している。天風証券は研究リポートで、中国の車載電池回収規模は楽観的なシナリオで2030年に1048億9千万元(1元=約20円)に上るとの見通しを示した。

中国の車載電池業界団体、中国汽車動力電池産業創新連盟によると、1~9月の中国の車載電池搭載量は前年同期比2.1倍の193.7ギガワット時だった。中国公安部の統計によると、9月末時点の全国の新エネ車保有台数は1149万台で、そのうち純電気自動車(BEV)は926万台で80.6%を占めた。1~9月の新エネ車新規登録台数は98.5%増の371万3千台だった。

調査機関の高工産業研究院(GGII)の予測によると、中国では25年までに累計137.4ギガワット時の車載電池が寿命を迎える見通しで、廃棄電池96万トンの回収が必要となる。車載電池の回収で25年に再資源化される各種金属素材の対需要比はリチウムが27.7%、コバルトが55.5%、ニッケルが28.7%、マンガンが47.9%となるとみられる。

江西新エネ科技職業学院新エネ車技術研究院の張翔院長は、交換時期を迎える車載電池を適切にリサイクルしなければ、環境に甚大な被害を及ぼすと指摘。その一方で、車載電池の循環・再利用レベルを向上させることは、主要原材料の供給不足を埋めることにもつながると述べた。

業界関係者によると、車載電池のリサイクルは現在、正念場を迎えている。車載電池リサイクルシステムの構築・整備を加速させ、電池のリサイクルで資源不足の問題を緩和することは、新エネ車産業の健全かつ秩序ある発展にとって極めて重要となる。

 

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