アパレルEC「子不語」、香港上場も公募割れ 注目は未上場の同業「SHEIN」に

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アパレルに特化した越境電子商取引(EC)企業「子不語集団(Zibuyu Group)」が11月11日、アパレルECとしては初めて香港取引所に上場した。しかし、資本市場は同社にさほど関心を示さなかったようだ。

上場初日の初値は8.36香港ドル(約150円)と公開価格の7.86香港ドル(約141円)を6.36%上回ったが、取引時間中に一時公開価格を割り込んだ。下げ幅は18%を超えた。終値は8.29香港ドル(約149円)、時価総額は41億4500万香港ドル(約740億円)となった。11月21日の終値は6.5香港ドル(約116円)と再び公開価格を割り込んでいる。

子不語集団は、中国最大の越境EC企業の1つではあるものの、存在感は小さい。世界的に大きな存在感を示す越境EC企業「SHEIN」に大きく水をあけられている。

子不語集団の目論見書に示された2021年の流通取引総額(GMV)によると、同社はB2Cの越境取引を手がけるアパレルEC企業としては、中国3位の規模となっている。とはいえ、市場シェアはわずか0.4%だった。

一方、SHEINは22年のGMVが300億ドル(約4兆2000億円)に達する見込みとなっている。同社は22年4月にシリーズFの資金調達を完了した後、評価額が1000億ドル(14兆円)となった可能性があるという。中国ネット大手のバイトダンスや、イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業の米スペースXに次ぐ評価額となる。

(36Kr Japan編集部)

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