セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
富士康科技集団(フォックスコン)の鄭州工場(河南省)が、12月末から来年1月初旬ごろにかけて、完全に生産を再開する可能性があるという。同社関係者が12月5日、明らかにした。
フォックスコンの鄭州工場は、米アップルのスマートフォン「iPhone」の大半を生産しており、現在は「iPhone 14」および 「iPhone 14 Pro」の主な生産拠点となっている。しかし、11月ごろからは新型コロナウイルス感染対策をめぐる混乱で従業員の離職が続き、稼働率が大きく下がっている。
この影響で、iPhone 14 Proシリーズは現在、世界的に品薄状態となっている。これまでの報道によると、同工場の11月のiPhone出荷台数は30%以上減少する見込みだという。
同社関係者は「従業員の新規採用を進めており、生産能力は徐々に回復しつつある」とし、「採用が順調に進めば、おそらく約3~4週間後(12月末から1月初旬ごろ)には完全に生産を再開できるだろう」との見通しを示した。
これについて、フォックスコンは現在のところ正式なコメントを出していない。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録