バフェット氏投資会社、中国BYD株6度目の売却 半導体TSMCや日本商社株を取得

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著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが12月8日、中国電気自動車(EV)大手「比亜迪(BYD)」の株式132万9500株を売却した。香港取引所の情報開示資料で明らかになった。平均売却価格は1株当たり201.3432香港ドル(約3500円)。約2億6800万香港ドル(約47億円)を現金化したことになる。バークシャーはBYD株の保有比率を15.07%から14.95%に減らし、現時点で1億6409万3000株を保有する。

バフェット氏は2008年9月、BYD株2億2500万株を1株当たり8香港ドル(約139円)で取得。総額は約18億香港ドル(約310億円)だった。その後も追加投資を実施していたが、22年に入ってからは今回を含めてBYD株を6回売却し、30億香港ドル(約520億円)以上を現金化した。

バフェット氏は保有比率引き下げの理由を一度もメディアに語っていない。

バフェット氏の売却で株価急落。中国BYD、成長維持に欠かせない新たなストーリーとは

バークシャーはBYD株の保有比率を減らす一方で、9月末までに半導体受託製造最大手「台湾積体電路製造(TSMC)」の株式を初めて取得していたことが分かっている。11月下旬には、日本の5大商社、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事および丸紅の株式を買い増し、保有比率をそれぞれ1%以上増やしている。

*22年12月15日のレート(1香港ドル=約17.4円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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