中国バーチャルヒューマン関連産業規模、25年は約12兆5000億円超に

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社注目記事

中国バーチャルヒューマン関連産業規模、25年は約12兆5000億円超に

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

【新華社北京2月15日】中国の市場調査会社、艾媒諮詢(iiメディアリサーチ)はこのほど発表した「2022~23年中国バーチャルヒューマン産業研究・投資価値分析報告」で、娯楽ニーズが増加し、人工知能(AI)などの技術進歩が加速する中、中国のバーチャルヒューマン産業は急速に発展し、メタバースブームがバーチャルヒューマン産業の高度化を促したとの見方を示した。中国のバーチャルヒューマン関連産業の規模は、21年が1074億9千万元(約2兆1000億円)で、25年には6402億7千万元(12兆5000億円)に上る見通し。

また、バーチャルヒューマンの中核市場の規模は、21年が62億2千万元(約1200億円)で、25年には480億6千万元(約9400億円)になり、増加傾向を維持する見通し。

バーチャルヒューマン関連企業は20〜21年、急速な増加傾向を示した。中でも、21年の既存企業数は16万7670社、新設企業数は6万6293社となった。ここ数年、バーチャルヒューマンのキャラクターが次々と生み出され、一定層のファンもついた。バーチャルヒューマン産業の急成長は投資を呼び込み、関連企業数は増加し続けた。

艾媒諮詢によると、バーチャルヒューマン産業は依然として支援策や資金面のサポートが乏しく、中核技術はまだ未熟で、人材の供給体系も整っていないなどの問題を抱えている。メタバースブームはバーチャルヒューマン産業の発展を加速させ、関連企業は多様なIPラインナップを形成するほか、バーチャルヒューマンのスマート化を進め、利用場面を広げた。多領域エンターテインメント(一つのIPが次々と他の媒体を介して、新たな経済価値を生み出していく現象)エコシステムの繁栄と発展に伴い、バーチャルヒューマンのキャラクターは今後、音楽プラットフォームやゲーム、ライブコマースなどより多くのオンラインシーンに登場するようになる。メタバースはバーチャルヒューマンの発展のきっかけとなり、バーチャルヒューマンの商業価値はますます発掘される見通し。

原文はこちら

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録