中国EV大手NIO、独自のバッテリー工場建設へ CATLへの依存度を削減

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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」は、中国車載電池大手「寧徳時代新能源科技(CATL)」からのバッテリー供給依存度を下げるため、同社初となるバッテリー工場を建設し、米電気自動車(EV)大手テスラが使用しているような大型の円筒形セルを生産する計画だという。ロイターが2月24日、報じた。

関係者によると、新たなバッテリー工場は、中国東部の安徽省合肥市にあるNIOの主要生産拠点付近に建設されるという。年間で40ギガワット時の生産を見込んでおり、長距離EV約40万台に動力を提供することが可能になる。また、合肥市に隣接する同省滁州市でも、欧州向けのエコノミータイプEV製造工場の建設計画がある。

バッテリーはEVにおいて最も高価な部品だ。NIOは他のEVメーカーと同様、収益性向上のため、バッテリー供給のコントロール強化を図ってきた。現時点において、NIOのバッテリーとバッテリー交換ステーションのサプライヤーはCATLのみとなっている。長期的に見た場合、自社生産と外部調達のバッテリーを組み合わせるという供給方法が、最も理想的だといえよう。

中国EV大手NIO、バッテリー交換ステーション増設 23年までに1000カ所

(36Kr Japan編集部)

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