【新華社北京2月27日】中国の研究機関のEVTankと伊維経済研究院はこのほど、「中国大型電気トラック業界発展白書（2023年）」を共同で発表し、大型トラックの新車販売台数に占める電気自動車（EV）の割合は25年に12%、30年に30%に拡大する見通しを示した。中国市場の大型EVトラック販売台数は30年に44万台前後に達し、うち電池交換型が80%以上を占めるとした。

白書によると、中国の22年の大型EVトラック生産台数は2万5500台で前年の2倍に拡大し、大型トラック業界の電動化率は3.8%に上昇した。

白書は22年の大型EVトラックの大幅増の理由として、国と地方のさまざまな政策による後押しを挙げた。特に鉄鋼・石炭産業の発達している河北省、内モンゴル自治区、河南省などの地方は大型トラックの電動化や電池交換などを促す大量の政策を打ち出した。また、電池交換などの新たなビジネスモデルを通じて大型EVトラック自身の経済効果が浮き彫りになったことも大幅増の理由として挙げ、特に特定の場面では明確なビジネスモデルが確立されているとした。

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