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ファーウェイ(華為技術)は2月28日、スペイン・バルセロナで開催(2月28日〜3月4日)された展示会「モバイルワールドコングレス(MWC)」で、重要な新戦略として中小企業のデジタル化を支援する事業戦略を発表した。ファーウェイはこれまで、政府や大企業にサービスを提供してきたことで知られている。
ファーウェイの2022年の売上高は6369億元(約12兆5000億円)と見込まれている。三大基幹事業(通信事業者向けネットワーク事業、コンシューマー向け端末事業、法人向けICTソリューション事業)のうち、通信事業者向けネットワーク事業は依然として売上高の半分近くを占めているが、収益の伸びは5%に満たない。コンシューマー向け端末事業は米国の制裁の影響により、ピーク時の1000億元(約1兆9600億円)超から半減し、現在も改善の兆しは見られない。法人向けICTソリューション事業だけが、依然として2桁の成長率を維持している。
法人向けICTソリューション事業はファーウェイの成長エンジンとして今後も強化され、中小企業向け事業はその中に組み入れられていくことになる。中国には4000万社以上の中小企業があり、中国の全企業の99%、売上高の3分の2以上を占めている。中小企業のデジタル化は現在加速しており、デジタルトランスフォーメーション(DX)に対する需要は非常に大きい。
*23年3月6日のレート(1元=約19.6円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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